DATE 2019.10.25

インドネシア:きらびやかな衣装に身を包むバリ島の小さな踊り子たち

写真家・田尾沙織が出会った、インドネシア・バリ島の伝統舞踊を演じる小さな踊り子たち。

バリ島は、毎日どこかで祭りが行われているというくらい祭りが多い島だという。
撮影のために島内を車で散策していたところ、どこからか、ガムランというインドネシアの木琴のような楽器の軽快なリズムが聞こえてきた。またお祭りをやっているのかな。そう思って車を止めて見に行ってみた。

 

音を頼りに歩いていくと、そこには人だかりがあった。覗いてみると、伝統的なゴールドをふんだんに使ったきらびやかな衣装に身を包み、太いアイシャドウを引いた子どもたちがステージの周りを取り囲んでいた。同じような衣装とメイクの子どもたちが、次から次へとステージに上がって踊りを披露している。どうやら、バリ島の伝統舞踊の発表会らしい。

「大丈夫だから見ていきなさいよ」そう言わんばかりに、ここにおいでと手招きしてくれるおばさんに誘われて見学させてもらった。観光用のパフォーマンスとして大人が踊るのは見たことがあったけれど、子どもとはいえ、指先にまで神経を張り巡らせ、リズミカルに全身を動かし踊る姿は、大人さながらの迫力。首と目だけをキレよく左右に動かすインドネシアの舞踊特有の動きは特に印象的だった。

 

体の小さな踊り子たちが真剣に演じる姿は、実に可愛いかった。もう一度バリで何を見たいかと聞かれたら、この偶然出会った子どもたちの踊りかもしれない。

※本記事は、旧サイト「MilK JAPON WEB」に掲載された記事です。MilK JAPON WEBは、2020年4月に「Fasu(ファス)」として生まれ変わりました。詳しくはこちら

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