
ユニクロ ユーに待望のキッズラインが登場!
ゲレンデで高いパフォーマンスを発揮する、高機能にしてハイエンドなデザインというスキーウエアの新たなる世界を開拓した〈モンクレール グルノーブル〉。このコレクションから、2020年秋冬、初のキッズコレクションとなる〈モンクレール グルノーブル アンファン〉がローンチした。
〈モンクレール グルノーブル〉と同じくサンドロ・マンドリーノ氏がクリエイティブディレクターを務めるこのコレクションは、大人と同等の最高の技術とブランドの美学を用いてデザインされた、温度調節機能や可動性に優れた究極のスキーウェア。ゲレンデはもちろん、普段の生活でも楽しめるラインナップとなっている。加えて、このコレクションを身に纏ったトレーナーによるスキー教室が、この冬、日本は北海道ニセコにて開校されるという。
このローンチを記念し、クリエイティブディレクター、サンドロ・マンドリーノ氏に特別取材。そのクリエイションについて訊ねた。
──アンファンコレクションを展開することになったきっかけや理由を教えてください。
(アンファンの)マーケットは既に成熟していますが、山を愛する子ども達のための機能的なコレクションはまだ開拓の余地があることに気がつきました。山は私達〈モンクレール グルノーブル〉にとって強力なDNAであり、キッズ向けのテクニカルセクションを完成させるうえで〈モンクレール グルノーブル アンファン〉を作ることはとても自然なことでした。
──今シーズンのコレクションは、ヴィヴィッドなブルーやレッドから、モード色の強いブラックのルック、さらに優しいパステルカラーの配色まで、多岐に亘るカラーパレットで展開されているのが非常に印象的でした。今回のコレクションを制作する上でのこだわりや留意した点を教えてください。
〈モンクレール グルノーブル アンファン〉はメンズとウィメンズの〈モンクレール グルノーブル〉を忠実になぞっています。大人のコレクションはニーズに応じて“High Performance(最高のパフォーマンスを保証するために、最も厳しい基準に合わせて設計。トップスプロスキーヤーのための革新的なハイテクウェア)” “Performance and Style(シルエットと機能面が融合したウェアを展開。超軽量かつ通気性に優れた断熱素材を組み合わせたアイテムを提案)” “Après ski(プロテクションのために設計されたウェアで構成。スポーツを超えてレジャーにも対応)”という3つのカテゴリーに分かれています。私は鮮やかなカラーのスキースーツが好きで、〈モンクレール〉ではシグネチャーであるフランス国旗のトリコロールが多用されているため、ボーイのコレクションではトリコロールを中心に使用しましたが、ガールのコレクションでは繊細なパステルカラーで構成しました。また、よりレジャーでの需要が高い“Après ski”では機能面での制限が少ないため、思いがけないシェイプやファブリック、カラーが生まれることがあります。その他の2つのカテゴリー……“High Performance” “Performance and Style”では高い機能性が求められるため、特に注意してデザインしなければなりません。
──どんな家族、そして子どもたちにこのコレクションを楽しんで欲しいですか?
コレクションをデザインする時に想像するのは、ウィンタースポーツが好きで、自然の中での自由な時間を楽しむスポーティな家族でした。またその家族は、身に着ける衣服のクオリティや機能性も重視しています。
──サンドロさんご自身がアンファンコレクションの中で、特に気に入っているアイテムとその理由を教えてください。
“High Performance”のアイテムについては、このような高い技術性を持つアイテムがキッズコレクションで展開されることは非常にユニークなことですので特に誇りに感じています。
──今後、このアンファンコレクションをどのように展開、発展させたいと考えていますか?
前の質問でも述べた通り、アンファンはメンズ・ウィメンズコレクションとリンクしています。これら全てのコレクションを共に取り組んでいくことで更にテクニカルに、そして業界のリーダーと提携しゲレンデでのより良いパフォーマンスを生み出すことに繋がり、子ども達を含む厳しい目を持つカスタマーに満足してもらいたいと考えています。
──この冬、日本のニセコで〈モンクレール グルノーブル〉を楽しんでもらうというプロジェクトは、ユニークで洗練された、とても素敵な試みですね!
山や街中、子どもから大人まで世界のあらゆる場所で〈モンクレール グルノーブル〉が着用されているのを目の当たりにして、本当に恵まれた仕事に携わっていると感じます。自分が手掛けたコレクションを着ている人を見かけるととても嬉しいですし、新しいコレクションのデザインに生かすためブティックに足を運び、カスタマーの声を直接聞くこともあります。
──2020年、世界が大きな時代の転換期を迎えましたが、今後ファッションを取り巻く環境はどう変わっていくと予想しますか?
ファッションだけでなく、あらゆる業界がまさに今この瞬間も苦しんでいます。私達は常にエネルギーを高く保ってカスタマーとの接点を持ち、注目を集め、誠実なコミュニケーションを行う方法を見つけなければいけません。これまで以上にブランドのDNAを見つめなおし、カスタマーとの関係性を強化して先を見据える必要があります。
──コロナと世界が共存する今、子ども服そしてコレクションやデザインを通してファッションで何を訴求していきたいですか?
〈モンクレール グルノーブル〉とブランドのヘリテージとの繋がりを強調したいと思っています。これは私たちのトレードマークであり強みでもあります。
──日本のカスタマーに向けてメッセージをお願いします。
コレクションを楽しんでください!