DATE 2020.01.31

冬の三大病!インフルエンザ・胃腸炎・乾燥肌から家族を守る3つの習慣

インフルエンザやウイルス性胃腸炎といった流行病や、冷たい空気が呼び起こす乾燥肌や湿疹など、冬は次から次へと襲ってくる病気に悩むファミリーも多いはず。そこで今回は、冬のさまざまな病の予防策をDr.蓮村が伝授します!

Q. 子どもが通っている保育園で、毎年のようにインフルエンザやウイルス性腸炎をもらってきます。そしてもれなく、看護する家族も全員感染……。ほかにも乾燥で肌がガサつき、鼻水がついて口周りの湿疹がなかなか治らなかったり。病院通いを避けたいので、予防策を教えて欲しいです!

蓮村誠:インフルエンザ・風邪・胃腸炎・乾燥肌など、さまざまな病気が気になる冬ですが、これらすべての病に効果的な予防策として私がおすすめしているのは、「白胡麻油*」を使ったオイルマッサージです。白胡麻油は、インドの伝承医学・アーユルヴェーダの治療でよく使用される油で、匂いが少なく肌にサラッと馴染みやすい質感でありながら、抗菌作用、抗酸化作用に優れています。皮膚は体の中で一番大きな臓器で、外部からの防壁のような存在。なので皮膚をオイルマッサージしてあげるだけで、肌が健やかになるだけでなく、体の内側から免疫力が上がります

方法は、まずスーパーなどで売っている白胡麻油を100℃に熱し、冷ましたものをオイルマッサージ用に別の容器に移し変えておきます。マッサージを行う際は、毎回使用する分を湯煎して温めてから使います(オイルは開封から2ヶ月で使い切りましょう)。白胡麻油が体に吸収されるのは日中なので、できれば朝にマッサージを行うのがベスト。時間がない場合は、夕方の日没前、お風呂に入る直前に行ってもOKです。目に入ると痛いので注意しながら、頭(髪の毛)から足の先までマッサージし、5分ほど放置したらシャワーで軽く洗い流します。オイルマッサージは毎日行うと効果的です。

 

*胡麻はアレルギー食品です。オイルマッサージを行う前には必ずパッチテストを行ってください

応用として、同じオイルを使って口うがいを行うのもおすすめです。小さなお子さんには難しいかもしれませんが、カレースプーン1杯くらいのオイルを5〜10分ほど口に含んでそのままにし、最後に吐き出して完了です。また鼻の中の粘膜にオイルを塗ってあげると、湿度が保たれるのでインフルエンザや風邪の予防になります。朝サッと綿棒などで塗ると良いですね。

インフルエンザや風邪、肌荒れは乾燥が大敵。また体を冷やすことで免疫力が下がり、胃腸炎にもかかりやすくなります。なので、保湿・保温作用のあるオイルマッサージが最適です。手洗い&うがい、部屋の湿度を保つといったケアは既に行っている方も多いと思いますが、オイルマッサージもぜひ加えてみてください。また冬場は「喉が炎症を起こした……」なんてことも多いと思います。そんなときはコップ1杯のお湯に、塩とターメリックをティースプーン1/4杯ずつ溶いた天然のうがい薬が◎。殺菌と抗炎症効果があります。

最大の病気予防は「早寝」!

 

大人も子どもも、何より病気の予防になるのは早寝です。人は22:00〜2:00の間が一番深く寝ているとされ、この時間にしっかり眠ると疲れを取ることができます。睡眠の長さと深さで眠りの質が決まるので、深い睡眠をたくさん取れるよう早寝することが大事です。例えば子どもが同じ10時間寝たとして、20:00〜6:00まで眠るのと23:00〜8:00まで眠るのでは、質に大きな差が出ます。年齢によっても異なりますが、一般的に小学生くらいの子どもは20:00〜21:00の間に、幼児の場合は20:00〜20:30位までに眠れると良いですね。大人の場合、22:30までに寝ることが理想とされています。仕事の関係で難しい人も多いと思いますが、休日などなるべく早寝できるよう心がけてみて下さい。

睡眠が足りないと神経疲労になり、疲労が溜まると風邪を引きやすくなります。またPCやスマホの過度な利用も神経疲労に繋がります。「夜更かしをする」「寝る前までPCやスマホで遊んでいる」といったことを繰り返していると風邪をひきやすくなるので、夜の時間の使い方を見直すだけでも病気の予防になりますよ。

冬場の冷たい食事は要注意

 

食事からできる病気の予防策としては、冷たい食事を控えること。免疫力を高めるために、胃腸を温める食事を摂りましょう。よく煮込んだ、油の入った野菜スープがおすすめです。野菜がたっぷり入った味噌汁も良いですね。おろした生姜を野菜スープや味噌汁に入れると、更に体が温まります。スープを作るときは、良質な油を必ず加えること。油は、ギー(バターオイル)か、ひまわり油がグッド。スープにお肉が入っていれば、お肉から油が取れるのでそれでもOKです。お子さんがいる家庭では、生野菜ではなく蒸し野菜を食べる機会も多いと思います。野菜に火が通っていることは良いことですが、なるべく油をかけてあげましょう。体が温まります。

冬に控えたい野菜の一例としては、ナス・じゃがいも・ピーマン・トマトなどのナス科の野菜。体を冷やすので風邪をひきやすくなってしまいます。反対にお子さんに積極的に食べさせたいのは人参。子供の骨や筋肉などの組織を形成するために必要な、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、毎日でも食べさせたい食材です。人参のほか、小松菜、果物で言えばレーズンも良いですね。小松菜・人参・レーズンをペーストにし、豆乳・塩・オイルを加えたポタージュは、消化力を高めてくれる万能スープなのでおすすめです。子どもは元々、消化力の弱い生き物。大人も子どもも、消化力が弱まると風邪や胃腸炎にかかりやすくなるので、冬は火が通った温かい料理を口にするようにしましょう。乳製品も胃腸を冷やす効果があるので、この時期は避ける方がベターです。

またみんなが大好きなパンですが、小麦に含まれるグルテンは遅延型アレルギー症状の原因となり、鼻炎といった粘液系の症状をひき起きやすい作用があります。そのため慢性鼻炎に悩んでいる人や鼻風邪になりやすい人は要注意。今はスーパーでも、玄米パンや米粉パンが簡単に購入できるようになっているので代替してみてはいかがでしょうか。乳製品や砂糖も同様に鼻の炎症を引き起こしやすいので、春先の花粉症に悩んでいる人は冬の間にこれらをたくさん摂らないことをおすすめします。

忙しい毎日の中で、家族の病気が続くと気持ちが沈んでしまいますよね。そうならないためにも、一呼吸を置いて自分の身体に、子どもの身体に丁寧に向き合ってみてください。オイルマッサージ、早寝、温かな料理。この3つの習慣だけでも病気予防になりますし、健康的な家族の毎日のためにぜひ取り組り入れてみてくださいね。

※本記事は、旧サイト「MilK JAPON WEB」に掲載された記事です。MilK JAPON WEBは、2020年4月に「Fasu(ファス)」として生まれ変わりました。詳しくはこちら

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