1コマから受けられる少人数制の探求型授業。注目のオンラインスクール「スコラボ」の魅力って?
詰め込み式で知識をただ頭に叩き込むことが求められた親世代の教育とは異なり、現在では学びを通して「自分なりに問題や課題を発見し、解決する力」を身につけることが重要視されている。
変化が著しい不確実性の時代と言われる現代において、この課題発見力や解決力は、間違いなく子どもたちにとって「時代を生き抜く力」になってくれるはずだが、そのスキルを身につけるための原動力となるのは、子どもたちの内にある純粋な“好奇心”や“探究心”だろう。しかし「子どもの好奇心や探究心はどう伸ばしてあげればいいのか?」と悩む親も多いはずだ。そこで注目したい習い事スクールが、株式会社Minedが立ち上げた小学生を対象としたオンライン学習サービス「スコラボ」だ。
対話を重視し、集中力を切らさないクラス内容
「スコラボ」では、幅広く子どもたちの知的好奇心を刺激する、楽しみながら学べる70以上のクラスを用意。クラスは1回完結が中心でコンパクトにまとまっていることや、1クラスあたりの価格は980円からと、気軽に参加できるようになっていることも人気の理由だ。
「スコラボ」の授業は受験対策などとは関係なく、子どもたちの知りたい・学びたい欲を喚起するクラスを熟考。算数パズルを一緒に解いていくクラスや、人気ゲーム「マインクラフト」を使ってプログラミングを学ぶクラス、ゲームをプレイしながら量子コンピューターについて学ぶクラス、身近な話題について楽しく議論しながらディベートを体験するクラスなど、楽しみながら気軽に参加できる授業を数多く用意した。中には代表取締役の前田智大さんや、共同創業者の趙慶祐さん自身が講師を務めるクラスもある。どのクラスでも重視しているのは“対話”。子どもたちが楽しく考えられるような問いかけをし、集中して考えられるようにする工夫を先生たちに共有している。
「子どもたちの自主性を大切にしたいので、参加者が自分の頭で考える時間をできるだけ多くしてください、と講師の方々には伝えています」と前田さん。「レビューでの書き込みで嬉しいのは、“授業で教わった内容を子どもが説明してくれました”とか、“授業の後にその分野の本を自分からずっと読んで勉強しています”といったもの。それって、能動的に学ぶことができているということの証ですから」と趙さんは話す。
興味の芽を伸ばす、専門性の高いプログラム
「スコラボ」のホームページにアカウント登録したら、まずは「クラス一覧」から受けてみたいクラスを探すところからスタート。趙さんは「最初は“お子さんが受けたいものをいくつか選んでもらい、そこから親御さんが“うちの子に合っていそう”と思われるものを選ぶのがいいかもしれません。また、レビューを見て講師と子どもたちのコミュニケーションの様子を見て選んでみてもいいと思いますし、まずはメインページの『人気クラス』からトライしてみるのもおすすめです」と教えてくれた。
各授業の定員は4〜6名が中心なので、発言を求められたり、また講師がそれぞれの子どもに直接コメントする機会も多い。引っ込み思案だと難しい?と心配される人もいるかもしれないが、そこは講師たちが丁寧にフォロー、発言を引き出してくれるので安心。また、1回完結の授業も多いので、このジャンルには興味ないな……と思ったら、次は別のものにトライしても。月額制ではないので、気分が向いた時に受けられるのも便利だ。
「スコラボには70以上のクラスがありますが、そのうちの半分くらいを受講した子も複数人います。主体性と好奇心がある子には、伸びのびと学べる場となっています。多くのご利用者は、家である分野に興味が出た時に、関連するスコラボのクラスを受けてさらに火をつけるという使い方をされています」と前田さん。まずは親子で面白そうなクラスを探して、講座を1回体験してみるところから始めてみるのも良いだろう。
アメリカで体感した、学びを楽しむことの大切さ
前田さんは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で電子工学を専攻、研究者になるべく大学院修了まで研究に没頭した後、教育関係で起業するべく2020年に帰国し、Minedを設立した。「アメリカの有名大学の学生も学力は高いわけではないけれど、自分の興味に対する主体性はピカイチ。一方、日本は学力は高いけれど、主体性はあまりない。小さい時から、自分ではなく他人が選んだ学習を与えられるという教育スタイルに問題がある」。そう考えた前田さんは、灘中学校・灘高等学校時代の親友で、東京大学大学院薬学系研究科を修了、外資系コンサルティング会社への入社が内定していた趙さんを口説き落として共同創業者に起用。2人の人脈を駆使した気鋭の研究者や、MITやケンブリッジ、東大など、国内外の難関大学の学生によるオンライン授業を提供する、新しい仕組みを作った。
「自分で考えて行動することなく、人から言われてそれだけをやる子は、これからはAIに勝てなくなっていく。この先求められるスキルは“自主性”になっていきますし、実際大学受験などでもその傾向は出てきています」と前田さんは語る。
スコラボで実現したい2人の理想は、「子どもたちが自分で考えて積極的に学んでいく姿」だ。スコラボ流の“子どもの自主性”を引き出すその手腕を、ぜひ一度体験してみてはいかがだろうか。
特徴
□ 少人数制オンライン形式
□ 1講座980円から受講可能
□ マインクラフトやAmong usなどの人気ゲームを使ったものからマントル研究まで、
70種類の講座から選べる
□ 小学生向け