〈アルテック〉長坂常による「カラリン」シリーズ日本初お披露目&発売を開始!
伝統的な技術を現代のデザインへと昇華
日本とフィンランドが外交関係樹立100周年を迎えた2019年4月、〈アルテック〉は、ミラノデザインウィークにて、「FIN/JPNフレンドシップコレクション」を発表しました。「FIN/JPNフレンドシップコレクション」は、両国の建築家やデザイナーとのコラボレーションにより、100年に渡る親交関係を続けてきた両国の共通する伝統と文化を現代へと受け継ぐ7つの製品をラインナップしたシリーズです。
そのひとつ、「カラリン」シリーズは、建築家でありデザイナーの長坂常が〈アルテック〉のスタンダードコレクションの表面に日本の伝統技術をプラスしました。それは、長坂常が編み出した、「浮造(うづくり)」と「津軽塗り」を掛け合わせた「カラリン」という彼独自の方法です。今回ラインナップされた「スツール60」、「153ベンチ」、「901ティートロリー」の表面には、木質が柔らかいパイン材突き板を使用しています。表面の柔らかい部分を削る、浮造仕上げにより、木目の凹凸がさらに強調され、陰影豊かな表情が生まれます。その後、津軽塗りを応用し、2色のラッカー塗装を重ねて乾かし、最終的に表面を研磨します。その工程により、自然の木目にふたつの色が浮かび上がり、まるで地形図のような有機的な曲線が現れます。
8月23日(金)より、CIBONE Aoyamaで開催される「Artek FIN/JPN Friendship Collection」では、日本で初めて「カラリン」シリーズを発売するだけではなく、「FIN/JPNフレンドシップコレクション」の全てを見ることができます。また、Artek Tokyo Storeでは9月4日(水)より、「カラリン」シリーズのウィンドウを展開し、「カラリン」シリーズ全ラインナップの発売を開始します。〈アルテック〉のオンラインストア、Artek Webstoreでは9月13日(金)より、さらに10月以降、全国の〈アルテック〉取り扱い店舗にて「カラリン」シリーズを発売します。
ぜひこの機会に、日本の伝統技術により生み出される、有機的で鮮やかな色彩の「カラリン」シリーズを手に取ってみてはいかがでしょうか?