イッタラの100%リサイクルガラスコレクション。フルッタタンブラーなど7つの新型が追加
イッタラは、2030年までに自社のすべての事業から出る廃棄物をリサイクルまたは再利用し、一切の廃棄物を埋め立て地に送らないことを目指すなど、サステイナブルな取り組みに注力している。2020年に発表されたリサイクルガラスコレクションでは、アルヴァ・アアルト コレクション ベースやカステヘルミ タンブラーなど5つのアイテムが登場し話題を呼んだ。
このほど追加されたのは、1968年にオイバ・トイッカがデザインしたフルッタのタンブラーや、1964年にオイバ・トイッカがデザインしたカステヘルミシリーズのユニバーサルグラスとボウルなど、7つのアイテム。カラーは生産に使用される廃棄ガラスの色によって異なり、クールなブルーから落ち着いたグリーンなど、さまざまなバリエーションが揃う。そうした一期一会の出会いが楽しめるのも、本コレクションならではの楽しみだろう。
100%リサイクルガラスの製造には、新しい原料で作るガラスと比べてより多くのステップが必要となるほか、製造工程の手作業も増えるため、ガラス職人の卓越した技術が必要に。イッタラの厳しい品質管理を経て生まれたアイテムは、どれも新しい原料で作られたものと同等の耐久性、透明性、高品質を備え、またリサイクルガラスの性質から発生するガラスの内側の小さな気泡や視覚的変化が、作品にユニークな印象を与えている。
イッタラでは、2022年にリサイクルガラスコレクションを定番コレクション化することも目標にしているとのこと。今後の動きにも注目したい。
※掲載価格は2021年1