Fasuオープンスクール開講! 第1回「子どもにとっての環境って?」
正解のない子育てを、一緒に考えていく場所に
予測不可能な時代。今、子育てをしている人は、どの人も迷いや悩みを抱えているのではないでしょうか?
「勉強をがんばらせて偏差値の高い学校に行ったとしてもその先は?」
「AI社会で生きていく子どもたちは何を身につければいいの?」
という未来のことから
「コロナ禍でどうやって遊ばせればいいのか?」
「スマホで動画、やっぱりダメ?」
といった身近なことまで、とにかく毎日「?」だらけ。
Fasuではそんな「?」に対して正解を出すのではなく、みんなで一緒に考えていく機会をつくっていきたいと考えています。
今回の「オープンスクール」はその第一弾。今、みんなで考えたいと思うテーマを取り上げるトークセッション型のセミナーです。
記念すべき初回のテーマは「子どもにとっての環境」。
現在の私たちを取り巻く環境は、猛烈なスピードで変わっています。
世界を一変させた新型コロナウィルスの流行は、大人たちの働き方の変化を加速した一方で、子どもたちが外に出て遊ぶ機会を減少させました。
目まぐるしく変わる社会や価値観のなかで、子どもに最適な環境を考える保護者たちは少なくないでしょう。
今改めて考える子どもと環境。自然がたくさんあるのが“良い環境”なのか、それとも学校や学ぶ機会の選択肢が多いのが”良い環境“なのか、それとも……。
なかなか正解が見出せないテーマについて、語っていただくのは、東京工業大学准教授であり美学者の伊藤亜紗さん、takramディレクターの緒方壽人さん、そしてモデレーターはミュージアムエデュケーターの会田大也さん。
各分野で活躍されている3人の方々が考える、子どもと環境はどんなものでしょうか?
アメリカで大リーグをきっかけに野球マニアになった伊藤さんの息子さんの話や、子どものときからデザイナーとしての片鱗をみせていた緒方さんの少年時代の話、会田さんが今でも覚えている幼少時の雨の日こと……。
三者三様の視点で語られる、示唆に富んだ意見から、親としての悩みが垣間見えるコメントなど、共感と気づきがたくさん得られる内容となっています。ぜひご視聴を!
SPEAKERS
左から
会田大也
ミュージアムエデュケーター。山口情報芸術センターのラーニングプログラムやワークショップを手がけ、「アート」と「教育」を軸に活動を展開。2021年よりFasuのプログラムディレクター。
伊藤亜紗
美学者・東工大リベラルアーツ研究所准教授。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学在籍時に転向。著書に『どもる体』(医学書院)『手の倫理』『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(ともに講談社)などがある。
緒方壽人
Takram ディレクター/デザインエンジニア。デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行う。Eテレ「ミミクリーズ 」のアートディレクターも務める。