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「Fasu」終了に関するお知らせ
ユニーク電子音楽家レイモンド・スコットが「赤ちゃんのための心安らぐ音楽」と題して、1〜6ヶ月、6〜12ヶ月、12〜18ヶ月と3部に分けて1962年に発表した、キュートでドリーミーな電子音楽作品。優しくキュートな電子音、夢見心地なメロディ、少しずつ複雑になっていく可愛いリズムに、大人までもが思わずうっとりリラクシン。うたた寝してしまいそうな心地よさに満ちあふれております。
ご存知、人気アニメ「ピーナッツ」のサウンドトラック。ヴィンス・ギャラルディのピアノ・トリオによる小粋で思慮深いスヌーピーJAZZ。これをかけると不思議と家の中、家族みんながどこか平穏な安堵感に包まれるような気がする、我が家の日常BGMのエバーグリーン最高峰。マスターピース。
レゲエ名門レーベルTROJANの膨大な音源の中から「子どものためのレゲエ・ミュージック」をテーマに選曲されたもの。ディズニー作品のテーマ曲や、誰もが知ってるトロピカル・スタンダードなあの曲やこの曲の、ワクワク楽しく優しいレゲエ・カヴァー50曲を3枚のCDに収めたボックスセットです。オールタイム笑顔があふれるナイス盤。
オールドスクール・ヒップホップを代表するグループSugarhill Gangが、ラップのスタンダード・ソングへの新たな歌詞を通じて、子どもたちの日々の日常生活の様々なシーンにラップを通じてアドバイス教育(?)する、新たな都市においてのフォルクローレ民族音楽的な役割を果たす可能性を試みた、非常に興味深い作品。しかしながら、なんといってもあの名曲「ラッパーズ・デライト」を子どもたちと一緒に楽しくラッピングする「Kids’ Rapper’s Delight(Kid’s Rap-Along)」が最高すぎなんです。
「自然界、驚異のサウンド」と名付けられた、地球上の様々な音(アフリカ・ピグミー族のウォータードラムに始まり、アリ、コノハムシなどの昆虫から、コウモリ、アザラシなどの水中交信音、水琴窟、エオリアンハープ、溶岩流、はたまた宇宙での木星のコーラスまでも)が収録。思わず子どもと一緒に、NHKの番組『オトッペ』よろしく、身近な自然音のなんちゃってフィールドレコーディングで音を採取したくなってしまいそうになりそうな、イマジナリー想像力と科学と学習的な自然科学への好奇心を喚起させてくれる、ワクワク&ドキドキする音の発見に満ちたCDがこれなんです。
今回選ばせていただいた5枚は、14〜20年前にタワーレコード渋谷店のバイヤーを担当していた頃に出会った、思い出深いメモリアルな盤ばかり。とはいえ、我が子に対して、これらの盤を日々の中でゆっくりと聞かせられているか? といえば、実際には、そうもいかない現実も多々あるのです(笑)。ともあれ、願望としては、いつの日かこれらの盤が、子どもたちの好奇心を刺激して「何かしらのきっかけにつながっていってくれるといいな!」などと願っております。