キャンプごはんが楽しくなる!大人も子どもも大好きメニューが勢ぞろい【谷尻家流キャンプの食事編】
谷尻家のキャンプ前編はこちら
キャンプでのお楽しみナンバーワンはなんといても大自然の中での食事。普段は母親が食事を作っている家でも、キャンプでは男性陣が率先して料理担当になってくれるところもアウトドアの醍醐味。
毎週のようにキャンプに出かけている谷尻家は、どんなごはんを食べているのだろう。そして、現地ではどのようなアクティビティを楽しんでいるのか。実際のキャンプ写真とともにキャンプがぐんとラクになるアイデアをご紹介。
大人も子どもも楽しいキャンプごはん
キャンプに行く日は、朝出発して現地に着く頃はちょうどお昼頃。
キャンプ場に到着した後のお昼は簡単に食べられる麺類が便利でいいですね。冷麺や、うどんなどもラクに出来てすぐ食べられるのでおすすめです。
現地での食事は、着いた時のお昼、夕食、翌朝の朝食の合計3食。男性陣にごはん作りをしてもらうために、ガパオのキットなどを準備しておきます。下準備さえしていけば、男性たちが動いてくれるのでゆっくりできます。
キャンプに行き始めた時には、子どもの遊び道具をあれこれ用意していたのですが実際自然の中に来ると何もいらないことが分かりました。海や川があれば水遊びをするし、山では木に触れたり、砂や石ころなどで遊んだり。今ではもう、子どもの道具は何も持って行きません。子どもたちは自然の中で遊びを作り出すのがとても上手だなといつも思います。おもちゃなんていらないし、もちろんYouTubeも動画も必要のない、贅沢な時間です。
息子にはサバイバル能力が高い人に育ってほしいなといつも思っています。判断したり、危険を察知したり、工夫したりする能力を養うことは大切だと思っています。
そのための感覚を研ぎ澄ますためには、自然の中が一番だと思います。都会にいると、全てが整っていて何も考えずに遊びが提供され、快適な暮らしがあります。けれど、自然の中では、さまざまな工夫が必要だし、能動的に動かなければ快適さも、楽しみも生まれてきません。キャンプに行ったら自分で考えて、動いて、楽しむ!それが子どもと親の成長にもつながっているのかなと思います。
現地に着くと、息子もテントを設営する真似をしたり、大人たちが料理をしているのを見に来てお手伝いをしたりします。最近は、釣りに挑戦するなど、アクティビティの幅も広がってきました。鳥の声を聞いて、川のせせらぎに耳をすまして、緑を感じ、星を眺めて。とても豊かな時間が過ごせています。
夜は火を起こして焚き火をし、大きな自然の中にいる自分を感じることは、家族みんなのかけがえのない時間になっています。
谷尻家のキャンプに欠かせない定番メニュー
キャンプの時間を楽しく有意義に過ごすための、ヒトテマメニューをご紹介しますね。
キャンプの前に少しヒトテマを加えるだけで、キャンプをゆっくりラクに過ごせる、私にとっての定番中の定番です。
【キャンプごはん1】塩おにぎりは小腹が空いた時にも
大自然の中で食べるおにぎりは格別。食事というより、ちょっとした時にパクッと食べられるので、行く時に握っていきます。我が家の定番は2種類の塩おにぎり。
ひとつは長兵衛玄米もち米でつくったおにぎり。もちもちして冷めてもおいしいのが気に入っています。もう一つは、白米と押し麦をブレンドしたもの。こちらは押し麦のプチプチした食感がクセになります。海苔はパリパリ派なので別添えで。
【キャンプごはん2】朝ごはんの定番あんバタートースト
キャンプの朝は目が早く覚めます。
キャンプの朝ごはんと言ったら間違いなくコレ、あんバタートーストです。アク抜きをしないで簡単に作れる自家製のあんを持って行って、たっぷりと。お気に入りのコーヒーと美味しい空気で、「最高!」っていう気分に。
自家製あんこの炊き方は拙書「HITOTEMAのひとてま 第二幕」p124に掲載されていますのでよろしければご参考にしてください。
【キャンプごはん3】自家製キットでつくるガパオライス
我が家の定番の「ガパオライス」。玉ねぎ、赤または黄色パプリカ、鶏の小口切り (ひき肉と合わせてもOK)を炒める簡単メニューは子どもにも大人にも大好評。
材料を切って、下ごしらえをしてキットとして持っていけば、誰でも調理できるので、現地はおまかせできるという最強メニューです。
詳しい作り方はコチラに紹介しています。夫に任せるのには覚えやすさが重要で、これで家でも作ってくれるようになりました!
【おまけ】自然に優しい洗剤で後片付け
キャンプは自然の中で楽しませてもらうので、自然のお邪魔にならないように、なるべく環境に配慮したエコ洗剤を使っています。これは完全に生態分解される洗剤SOMALI(そまり)のもの。
ペットボトルは何度も使うことが出来、軽量で持ち運びに便利なため、2ℓボトルミネラルウォーターなどをどうしても使ってしまいますが、私たちのレギュラーメンバー仲間たちは、自分や家族のマイボトルを毎回使用し、紙コップやプラカップが登場することはほとんどありません。
ミネラルウォーターの蓋や、お手ふきのビニール袋などのプラスチック製品は、絶対に自然に還らないので、必ず持ち帰るようにしています。
キャンプというのは、5回目くらいから楽しくなると思います。
それと、食が好きな方に連れて行ってもらわないとキャンプの良さは半分くらいになってしまうかなと思うので、ぜひ、身の回りの1番のキャンプ達人を探して、連れていってもらってください!
皆さんに、自然との共存を、無いものを工夫して行うことのゲーム感覚を、味わい、深呼吸してもらえたら嬉しいなと思います。