年長から小学校二年生までをニュージーランドで過ごした幹太さん。ニュージーランドでお別れのときにもらったベイブレードが宝物。
パパや友だちから貰ったり、空港で拾ったりした、色んな国のお金をコレクションしています。
おこさま紹介
お名前: 幹太さん
年齢: 10歳
生まれた場所: 東京
住んでいる場所: 東京
好きな食べ物: ナゲット
嫌いな食べ物: トマト
これまでの人生で楽しかったこと: 北と南(北海道と沖縄)の家族旅行
これまでの人生で哀しかったこと: ニュージーランドでみんなとお別れした
得意なこと: 走る
苦手なこと: ボール投げ
好きなこと: 天下(註:3歩歩いてボールを投げて当てられたら座る遊び)
将来の夢: 理科が一番得意だから化石を探す学者
おこさまをよく知る人からのご紹介のことば:
シャイだからあんまり感情を表に出さないようにするけれど、細かく状況を見ていて、小さい子や困っている子は、小さい声で、こっそり助けてあげる子。食べてるお菓子を全部あげちゃうタイプです。
(母より)
(幹太さん、以下K)
さて、今回のおとなのお悩みは?
Q 私には今子どもがひとりいます。このままひとりっこがいいのか、妹や弟がいたほうがいいのか、どうしたものかと考えています。
モペットさん 38歳 東京在住
K ふたりのほうがいいとおもう。
── きっぱりですね。
K クラスでひとりぼっちの女の子が、みんなはふたりなんだけど、ひとりだけひとりだから、いつも悲しがってる。
── クラスのみんな兄弟姉妹がいる中で、その女の子だけひとりっこで、いつも悲しがってるってことですか?
K そう。いつもつまんないっていってる。
── 兄弟姉妹がいる子が多い学校なんですね。
K ほぼほぼクラスのみんな兄弟いるの。
── どうしてふたりのほうがいいのでしょうか?
K 遊べるから。
── 幹太さんはお姉さんがいるんですよね?お姉さんがいてよかったって思うことはありますか?
K まあまあある。
── どんなときですか?
K 遊んでくれるとき。それぐらいかな。
── それぐらいですか。
K うん。
── では、ひとりっこだといいことっていうのもあるんでしょうか?
K ものを全てひとりじめできる。それぐらいかな。
── それぐらいですか。
K うん。
── 三人ではどうでしょう?
K 三人は多すぎるでしょ。
── きっぱりですね。
K うん。
── どうして多すぎるんでしょうか?
K なんか広い家じゃないと狭くなっちゃう。
── なるほど。
K おともだちの家は狭いのにたくさんいて、ストレスちょうたまってるって、自分でもいってるし。
── というわけでふたりなんですね。
K そう。
── ところで、ふたりで遊べるなら、兄弟姉妹でなくておともだちでもいいのでしょうか?
K だめ!
── だめですか。
K だっておともだちは、毎日遊べないじゃん。
── では、毎日遊べるおともだちがいたらどうでしょうか?
K うーん。だめ!
── だめですか。どうしてだめなんでしょうか?
K お姉ちゃんはお姉ちゃんだから。家族だから。家族はともだちとは全然ちがうから。
モペットさん、いかがでしたか?
全くの他人同士が一緒になって、家族というものを形づくってゆくことの重みを考えさせられるお答えでした。
子どもは、ひとりより、ふたりのほうがいいそうです。家の広さによっては、三人、四人、五人というのもありかもしれませんね。
というわけで、今回の、おこさまからの箴言。
それではまた来月!