DATE 2020.07.01

お悩み49:父親がいい歳してスマホ依存で嫌。頑固で家族が注意しても聞いてくれません。

基本スタイルは床に寝っ転がって本かマンガの音さん小学6年生、自宅のひとり舞台ではライオンキングのシンバの役の珀さん5年生、父親と母親の間の隙間に自分のスペースを見つけ出すプロの律さん3年生の三兄弟がお答えします!

今回、人生相談にお答えいただくおこさまは、(右から)音さん11歳、珀さん10歳、律さん8歳です。三人ともおなじ小学校に通い、おなじそろばん教室で珠算を習っています。家での当番は、布団を敷くこと、お風呂を入れること。

三人一緒に喧嘩することはありませんが、珀さんと律さんはふたりでしょっちゅう喧嘩になるそう。音さんは喧嘩には関わらない主義。

小学校の学芸会では、音さんは『夢から醒めた夢』のメソ、珀さんは『ライオンキング』のムファサが死ぬところ、律さんは『へんてこむかしばなし』の桃三郎の役をやりました。

おこさま紹介

お名前:音

年齢:11歳

生まれた場所:どこ?

住んでいる場所:狛江市

好きな食べ物:さしみ(サーモン)

嫌いな食べ物:グリーンピース、豆類

これまでの人生で楽しかったこと:4年生の学校のとき(3年生よりは友だちがふえて5年生はクラス替えになったから)

これまでの人生で哀しかったこと:とくにそんな哀しいことはない

得意なこと:得意というか本を読むのが好き

苦手なこと:鉄棒とか

好きなこと:本を読むこと 特に好きな本は、はやみねかおるの『都会のトム&ソーヤ』

未来の夢:とくにそれといったことはない

 

おこさまをよく知る人からのご紹介のことば:

「基本スタイルは床に寝っ転がって本かマンガ。横山光輝の『三国志』60巻は、もうすでに五回は完読。小学校の図書室の司書さんとはマブダチ。今年のバレンタインデーではふたつも本命チョコを獲得する偉業をなしとげる。」
(父、加藤立より)

お名前:珀

年齢:10歳

生まれた場所:たぶん東京

住んでいる場所:狛江市

好きな食べ物:みかん

嫌いな食べ物:マッシュルームとかキノコ類

これまでの人生で楽しかったこと:体育のサッカー (習っているサッカーのポジションはディフェンス)

これまでの人生で哀しかったこと:番組を観忘れたこと(「世界の果てまでイッテQ!」、好きなコーナーは「出川哲朗はじめてのおつかい」)

得意なこと:まあサッカー

苦手なこと:小説を読むこと、長い本を読むこと

好きなこと:スポーツ(バスケ、サッカー、テニス)

未来の夢:スポーツ選手 完全には決まってないけどバスケかサッカーかテニスの選手

 

おこさまをよく知る人からのご紹介のことば:

「学校の学芸会でライオンキングのシンバの役をもらえなかった彼は、そのころにはもうすでにシンバのセリフをすべて覚えてしまっていた。いくあてのなくなった情熱は自宅でのひとり舞台で発揮されることになり、結果、家族のみんながシンバのセリフを覚えてしまうことに。」

(父、加藤立より)

夏休みの自由研究で描いたけれど未完成のままのムンクの「叫び」

お名前:律

年齢:8歳

生まれた場所:東京だとおもいます

住んでいる場所:狛江市

好きな食べ物:アイス

嫌いな食べ物:豆類

これまでの人生で楽しかったこと:まあいっぱいたのしかったことあるな

これまでの人生で哀しかったこと:旅行いって怒られること

得意なこと:サッカー(ポジションはトップとキーパー)

苦手なこと:本をよむこと、小説とか長い本

好きなこと:サッカー (珀さんと一緒にWOWWOWのスペインサッカー「リーガ・エスパニョーラ」を観ている)

未来の夢:スポーツ選手

 

おこさまをよく知る人からのご紹介のことば:

「3月生まれの律はクラスの中でもとびきり背がちいさく、末っ子で甘えん坊。それがどんなに狭い隙間であろうとも父親と母親の間の隙間に自分のスペースを見つけ出す、彼はまぎれもなくその道のプロフェッショナルだ。」

(父、加藤立より)

夏休みの自由研究で描いたゴッホの「ひまわり」

(音さん、以下O、珀さん、以下H、律さん、以下R)

さて、今回のおとなのお悩みは?

 

Q 父親が、いい歳してスマホ依存で嫌なんです。自撮りして、インスタグラムに毎日のようにアップしています。年齢がいっているからか、頑固で家族が注意しても聞いてくれません。どうしたら、頑固な父が聞く耳を持ってくれると思いますか?

(えりーさん 33歳 東京在住)

R 相談する?

 

O いや、もう相談してるんだけどね。

 

R じゃあ、ずっと、言い続ける。

 

――律さんは、聞いてくれないなら、嫌だってことをずっと言い続ければ良い、と思うのですね。

 

H 確かに、いつも(律は)ずっと、(音が)本を読んでるときに、言いたいことをずっと言ってる。

 

――音さん、そんなときには、ちゃんと聞いてあげられますか?

 

O 面倒くさいから、ちょっとだけ遊んで、また本読む。

 

――珀さんは、それを見ていてどう思いますか?

 

H まあ、そうやって言い続けて、やめる人もいれば、やめない人もいるから、わかんない。

 

――そもそも、父親が自撮りして、インスタグラムに毎日のようにアップする、というのは、どうでしょう?

 

O べつに、そんなに、何も感じないけど。まあ、実際なったら、別かもだけど。

 

H うーん。なんだろ。

 

R 勝手にやってろってかんじ!

 

――勝手にやってろ、ですか。

 

H ほんと、好きにやらせてあげればいいじゃん、って思う。

 

――珀さんは、なぜ好きにやらせてあげればいい、と思うのですか?

 

H 自分のことなんだから、自分のことは自分でやれみたいなことをいわれるから、自分でやればいいじゃん、ってこと。

 

――つまり、これは、えりーさんではなく、えりーさんの父親のことなのだから、ということですね。本人が好きでやっていることであれば、家族もちゃんと本人の意思を尊重してあげほうがいい、ということですね。

 

H そう。

 

O でも別にそれ、それを嫌だと思ってる人の度合いによる。

 

――音さんは、それを嫌だと思う気持ちや度合いによっては、本人の好きなようにばかりはさせられない、とも思うのですね。

 

O そんなに嫌なら、反論ができない人に言ってもらう。

 

――反論できなそうな人に言ってもらえば、聞いてくれることもあるかもしれない。

 

O そう。

 

――もしかすると、えりーさんは、父親が頑固なので、家族の話を聞く耳を持ってくれない、ということにも悩んでいるのかもしれません。

 

H 話を聞いてもらえないってことか。

 

O 互いに納得できるルールをつくっちゃえばいい。

 

――たとえば、どんなルールをつくればよいのでしょうか?

 

O (スマホを)いじっていいのは何時間で、(そのかわり)家族の話は聞いて、とか。

 

H それやっても、いいとは思うけど。いずれかは、そのルールを破っちゃう可能性もある。

 

――律さんは、どう思いますか?

 

R なんか、いうこときかないと、なにもあげないよとか、相手がやられてやなことを、やる。そしたら、やめないと!ってなるから。

 

O そんなことできるんなら、相談する前にやってるよ。

――珀さんは、いかがでしょう?

 

H 紙に質問みたいなことを書いてわたして、後で読んでもらって、その質問を返してもらう。

 

――なぜ珀さんは、直接言うのではなく、紙に書いてわたすのがよいと思うのですか?

 

H 聞いてくれない時間と、聞いてくれる時間があるから。

 

――なるほど。紙に書けば、ちゃんと聞くことができる時間にそれを読めるから、ということですね。

 

H そういうこと。

 

――ちなみに、どうしたら、頑固な人にも、聞く耳を持ってもらえるようになるのでしょうか?

 

O 共通点を見つけるとか。

 

――共通点があれば、頑固な人も、人の話を聞きやすくなる。

 

R 一回じぶんがインスタやってみて、いいなあっておもったらインスタやらせてあげればいいし。で、じぶんがやめたほうがいいなっておもったら、じぶんで理由とかもいって、やめさせる。

 

――相手のやっていることを自分でもやってみるということですね。

 

H 別にそこまで悪いものじゃないなあって思ったら、そのままやらせてあげるけど、そのままやらせてあげても聞いてくれるかはわかんないから、そのかわり(こっちの話も)聞いてと(約束すると)か。

 

――そこから互いにルールを決めたり、話し合いをする。

 

O 自分が嫌ってことだけだから、お父さんはどういう気持ちなのかを考える。

理解を深めれば、自分の気持も変わるんじゃない?

(音さんによる処方箋画)
両方(父親とえりーさん)のこと考えてるとこ
(珀さんによる処方箋画)
自撮り写真撮ってるお父さんと手紙書いてるその人(えりーさん)
(律さんによる処方箋画)
そうだやってみよう、と思い浮かべているときの絵

えりーさん、いかがでしたか?

伝えたい気持ちは、紙に書いてわたしてみましょう。

それでもまだ聞く耳を持ってもらえなかったら、まずは自分でもインスタに自撮りをアップしてみたり、共通点を見つけてからもう一度話合ってみるのもよいかもしれません。

というわけで、今回の、おこさまからの箴言。

プリントして壁に貼っていただけるようになっています。PDFダウンロードはこちら

それではまた次回!

 

LATEST POST 最新記事

「横浜美術館」が自宅から楽しめるアートプログラム「オンラインで楽しむ!エデュケーション・チャンネル」を開設!
【CATALUNYA/From YAYOI】スペインの田舎暮らしから。YAYOIのカタルーニャ日記Vol.4
2020年9月
これからの本の楽しみ方を、福音館書店『母の友』編集長と考える【後編】