DATE 2017.01.30

お悩み05:ことあるごとに他の人と自分を比べてしまい、落ち込みます。もっと自分は強くなりたいのに。

5人兄弟の末っ子、足が速いのがカッコイイひめさん小学五年生が人生相談にお答えします!
小林エリカ おこさま人生相談室

今回、人生相談にお答えいただくおこさまは、ひめさん(11歳)です。
プレーパーク(「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした遊び場)の常連さんであるひめさんは、小屋の屋根に登ったり逆立ちしたり泥んこプールに浸かったり裸足で猛スピードで走ったり、小さな子たちを気遣いながらワイルドに遊ぶ、5人兄弟(お兄さんが4人!)の末っ子です。
得意の走りは7秒79。

おこさま紹介

お名前: ひめさん
年齢: 11歳
生まれた場所: 東京
住んでいる場所: 東京
好きな食べ物: スッパイマン(うめぼしのお菓子)
嫌いな食べ物: ピーマン、きのこ、ナス
これまでの人生で楽しかったこと: 彼氏ができた 公園で告白してつきあってくださいっていってつきあった(1学期からつきあいはじめて現在3学期目) ちなみに彼氏が今はまっているのは将棋
これまでの人生で哀しかったこと: 運動会のリレーで1回負けた
得意なこと: 走ること
苦手なこと: 勉強
好きなこと: 仲良しの友達とここ(プレーパーク)で遊ぶこと
将来の夢: よく思うのは子役とかそういうのになってみたい ドラマとかに出てみたい

 

おこさまをよく知る人からのご紹介のことば:
よくあそんでくれるひと。やさしいところがいっぱいある。カッコイイのは足がはやいところかな。
(まどかより/プレーパークの遊び友だち)

サンタさんには巨大なスッパマン2個セットを貰いましたが5日くらいで全部食べてしまったそうです。

 

(ひめさん、以下H)

 

さて、今回のおとなのお悩みは?

Q ことあるごとに他の人と自分を比べてしまい、羨ましく思ったり、劣等感にさいなまれたり、一喜一憂してしまいます。他の人と何かを比べるなんて良くないし、もっと自分は自分と強くなりたいのにそれがうまくできなくて、ますます落ち込んで苦しくなってしまいます。どうしたらよいのでしょうか。
ミミガーさん 39歳 東京在住

H うーん。

 

── ちなみに、劣等感というのは自分は他の人よりも劣っていると思ってしまうことで、一喜一憂というのは喜んだり不安になったりするってことですね。意味わかるでしょうか?

 

H まあ、いちおう。

 

── どうやらミミガーさんは他の人と自分を比べてしまうことに苦しんでいるようです。

 

H うーん。

 

── ひめさんはそういうことあるんでしょうか?

 

H ときどきある。あの、勉強面とかあんまりできないから、あのひといいなみたいなのある。

 

── そういう時はどうするんですか?

 

H そういうときはなんか自分のやりたいことをやって、なんかもうあんなのどうでもいいやってなっちゃう。

自分のやりたいこととかやってたらそういうの忘れちゃんじゃないかな。

ひめの場合はここ(プレイパーク)に来たりするとけっこう忘れちゃう。

 

── なるほど。そういうときは自分のやりたいことをやったらいいんですね。

 

H ここに来たり、自分のしたいこと……だけってわけじゃないけど、自分のしたいこともいれて、家のこととかもいっしょにやればいい。

 

── 家のこまごましたこととかもやっているうちに確かに色々忘れることができそうですね。

ところで、ミミガーさんは忘れるだけじゃなく、もっと強くなりたいって思っているみたいです。

 

H 強くなりたい…。

 

── 心が強くなりたいってことだと思います。

 

H 自分のやりたいこととかもいっしょにやって、それで、ちょっとなんかがんばる、ちょっとずつでいいから強くしていって、最後にはめっちゃ強くなるっていうのがいいんじゃない。

ちょっとずつでもがんばってやれば、最後にはおっきな強さになるから。

 

── ちょっとずつでいいんですね。

 

H そう。

 

── ひめさんは、自分は自分という風にいつも思えますか?

 

H 思える。

 

── 即答ですね。どうしたらそう思えるようになったんでしょうか?

 

H なんか並ばせ(生徒みんなを並ばせる学校の係のこと)っていうの学校でやってて、そのときよく泣いちゃったんですよ。なんかみんなが並んでくれなくて。でも、自分は泣いちゃうけど、次もまたがんばろう、そしたらみんな静かになってくれるかなって思ってやったら、だんだん静かになってきてるから、よし、これからもがんばろうって思えた。

 

── そうなんですね。

 

H だから、ひとはひとで、自分は自分。

ひとは遊んでるけど、自分はがんばって遊びたいけど遊ばない、みたいな、そういう気持ち。

 

── それをやっていたら自分は自分という風に思えたんですね。

 

H そう。

 

── では、ミミガーさんもそういう風にちょっとずつやってゆけば強くなれるんでしょうか?

 

H 大丈夫だと思う。

大好きな紫色で想いをこめて描いてくれました。

ミミガーさん、いかがでしたか?
ときどきは誰かと自分を比べてしまうこと、ひめさんにもあるようですよ。
でも、自分のやりたいことをやりながら、ちょっとずつやってゆけば、いつかめっちゃ強くなれるはず。
最初からすごく強くなれることを目指さなくても大丈夫みたいです。
というわけで、今回の、おこさまからの箴言。

プリントして壁に貼っていただけるようになっています。 PDFダウンロードはこちら

それではまた来月!

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