DATE 2016.09.28

今、話題!フランス生まれのオシャレなしかけ絵本

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「フランス生まれのしかけ絵本」。近年、パリ在住の若手イラストレーターやデザイナーによるオシャレなしかけ絵本が話題です。

真っ白な雪の世界。動物たちの 足あとをたどる『ゆきのあさ』。

カラフルでキュートなタッチが人気のパリ在住イラストレーター、ステフィ・ブロコリ。彼女の絵本『ゆきのあさ』は、ユニークなしかけ絵本です。絵本を開くと何もない真っ白な雪の世界。しかし、よくみると型押しされたいろんな形の足あとが。辿っていって葉っぱや草むらをめくると、そこには……。絵本はじゃばら式になっているので全体を広げると雪の日の散歩道が広がります。一体、どこになにが隠れているか、子どもたちと一緒に探してみてください。

 

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『ゆきのあさ』 著/ステフィ・ブロコリ アノニマ・スタジオ 本体1,800円(税別)

〈0〉と〈1〉を組み合わせて 数字をつくる『ナンバー』。

これまでもロングセラーしかけ絵本「ABC3Dポップアップ見本帖」などグラフィック・デザイナーらしい視点でデザイン性の高いしかけ絵本を手掛けてきたマリオン・バタイユ。なかでも、単純ながら「うまい!」と唸らされるのがこの『ナンバー』。丸=0と線=1を組み合わせて1から10までの数字をカウントアップしていきます。めくるごとに、どうやってこれが数字になるの!? というワクワク感が楽しめます。パキッとしたイエローの色使いとシンプルなデザインも魅力的です。

 

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『ナンバー』 作/マリオン・バタイユ 大日本絵画 本体1,100円(税別)

森の中の赤い箱をめぐる物語 『ふしぎな あかい はこ』。

注目の若手ペーパー・エンジニアである、ベルナール・デュジットがしかけを作ったしかけ絵本『ふしぎな あかい はこ』。夜明けの森の中にポツンと置かれた小さな赤い箱。やがて夜が明け、動物たちが集まってきます。でも、箱はぴくりとも動かずに……。ページの中央には何も書かれていない、小さな赤い箱がずっと置かれています。最後に箱の中から出てきたのは……。箱のまわりに現れるたくさんの動物たちがとにかくかわいいです。お話に出てくる動物がどこにいるのか探すのも楽しい1冊。

 

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『ふしぎな あかい はこ』 ぶん/ソフィー・ストラディ え/ジャニック・コート かみこうさく/ベルナール・デュイジット やく/おがわやすこ 大日本絵画 本体1,800円(税別)

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