ちょっとアートな数字の絵本
北欧らしいポップな色使いがかわいい、 数えたくなるしかけ絵本『かずのえほん』。
フィンランドのイラストレーターでデザイナーのアイノ–マイヤ・メッツォラの描くカラフルなイラストが魅力の1冊。ページをめくるごとに1から10まで数字が進んでいき、動物や植物、乗り物など、さまざまなものをかぞえることができます。とにかくどのページも開いて飾っておきたくなるほどかわいい!ページには、めくりのしかけもついています。めくると「はなびらは なんまいあるのかな?」「ハンガー 6ぽん どこにある?」「ねずみは ほかに なんびきいるかな?」など数字にまつわる質問が。答えを探しながら、数をかぞえる楽しさを遊んで学べるようになっています。
はじめての数字の絵本にぴったり 『BABY NUMBER BOOK』。
陶芸家リサ・ラーソンが娘でデザイナーのヨハンナとコラボレーションして生まれた絵本。ライオンや猫など動物の陶器が人気のリサですが、この絵本ではリサが描いた動物たちのドローイングがたっぷりと登場します。1から順に、数字の順に合わせて、動物たちが増えていきます。最初は、1匹の猫。めくると2頭のきりん、3頭のライオン、4頭の牛……。とてもシンプルなようですが、1頭ずつ動物たちの顔が少しずつ違ったり、模様の数が増えていったりと、じっくりみないと気づかないようなイラストのしかけも面白い。はっきりとした色使いなので、0歳からでも楽しむことができそうです。
ニューヨーク生まれの数字絵本、 『ひとつすこしたくさん』。
ニューヨークで活躍する現代アーティストである、トム・スローター。マティスやディック・ブルーナから影響を受けたという色使いやモダンなデザインは子どもたちもひと目で気に入る美しさとわかりやすさがあります。「すこし」っていくつなんだろう? 「たくさん」ってどれくらい? など、“数”を理解しはじめた子どもたちに数字の概念を問いかける内容もユニーク。「じゅうは すこし?」「じゅうは たくさん?」など、大人でもどう答えていいか迷ってしまうような「数字」のきまり。数の世界を一緒に学べる1冊です。