NETFLIXで学ぶ英語や多様性。GWに観たいおすすめ作品
For Kids
01. 英語学習にもおすすめしたい、ビートルズの音楽をモチーフにしたアニメ
ビートバグズ
ビートルズを嫌いな人って、いないですよね。私は人生で一度も出会ったことがありません……。幼少期に「ビートルズで英語を勉強した」という人も多いかと思いますが、かくいう私もその一人。中学生の頃、ビートルズの曲でリスニングの練習に励んだ思い出があります。
と前置きが長くなりましたが、人類史上最も偉大なバンドと言っても過言ではない、ビートルズ。そんな彼らの音楽をモチーフにしたアニメが「ビートバグズ」です。
裏庭に暮らす愉快な虫たちの世界を描く本作は、「ペニー・レイン」や「ヘルプ」など、毎エピソード人気ナンバーが贅沢にも流れます。しかも歌うのはP!NKやジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソンなど大御所ばかり。彼らのカバーがまた素敵で、原曲とは違った魅力に触れられるサントラとなっています。ちなみに私は「ブラックバード」が一番好きなのですが、誰が歌うのかと期待しながら視聴していたら、これまた大好きなアーティストSiaがカバーしており思わず涙。そして3歳の娘が1番ハマった楽曲はなぜか「アイ・アム・ザ・ウォルラス」で、渋い嗜好に驚かされました……。
このアニメを見ていて思ったのは、ビートルズの曲はやはり英語が聞き取りやすいなと言うこと。娘も今では何曲か口ずさめるようになりました。表情豊かな虫たちは可愛いし、物語も道徳が散りばめられているので、英語の勉強がてら鑑賞してはいかがでしょうか?(エディターF)
For Family
02. あなたのお家も「YESデー」、ありかも?
YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~
2021年3月に公開されたばかりの、Netflixオリジナル映画作品のこちら。つい「ダメ!」とばかり言っているトーレス夫妻が、不満を訴える子ども達に、彼らの要望全てに応える「YESデー」を約束。子どもたちのハチャメチャなお願いに戸惑いつつも、子育てに追われ「楽しむ」ことを忘れていた自身への気付きや、家族の絆を再確認するハッピーで心温まる物語です。
主演は、『天国からの奇跡』や『ライリー・ノース 復讐の女神』などの作品で様々な「母親」を演じてきたジェニファー・ガーナー。今回は子どもを大切に思うあまりつい口うるさくなってしまいがちな、一生懸命で愛に溢れた等身大の母の姿を熱演しています。
巻き起こるハプニングはコメディ映画に相応しく、愉快で時に気が遠くなるような出来事ばかり。しかし、子育てにおける葛藤やもどかしさもきちんと描かれおり、親と子両方の気持ちを尊重した作りになっているのが秀逸です。親子でそれぞれの共感ポイントを話してみたりと、家族の在り方や関わりについて改めて考えるキッカケを作ってくれるはずです(エディターA)
03. 多様性の本当の意味を学べる、大人気リアリティショー
クィア・アイ
クィア・アイは、日本の情報番組でもよく見かける、一般人をファッションやメイクで変身させるというリアリティ番組。とはいえ単に外見だけを変えるのではなく、ゲイ&ノンバイナリーの5人組「ファブ5」が、人生で様々な悩みを抱えて生きる人たちを「自身を愛せる新しい自分」に変身させることがミッションとなっています。
登場するのは、体型や容姿のコンプレックスに悩む人、過去の経験やトラウマから自分らしく生きることを諦めている人、性格や性的指向からコミュニティに溶け込めずに悩んでいる人など、自分に自信がなく、本当の自分を殺して生きている人たち。そんな彼ら一人ひとりにファブ5が寄り添い、勇気づけ、殻を破らせるその過程が丁寧に描かれており、つい夢中になって見てしまいます。
また自分たちもセクシャルマイノリティとして辛い過去を経験し、それを乗り越えてきたファブ5のメンバーから溢れ出る圧倒的な愛と人間性に毎回感動。変身もただ今風に変えるのではなく、その人が生まれながらに持つ個性や今のライフスタイル、目指す姿を尊重したスタイルに変身させており、そんな姿勢もリスペクトせずにはいられません。
明るいゲイがキャッキャしているだけの番組では決してない。多様性のすべては、愛し・愛されるべきであると教えてくれる深いヒューマンドラマを、ぜひおうち時間にファミリーで見てほしいです!(SNS担当S)