【PARIS/From GAELLE】パリのママンGAELLEが綴るアートなライフスタイル ジャーナル Vol.5
もう10月。パリもすっかり秋めいてきました。
この数ヶ月、私はオンラインショップ「ソンファソン(Sans Façon)」のオープンに向けて色々と準備中です!
前回のジャーナルでも少しだけ紹介しましたが、「ソンファソン」はアンティーク陶器の販売と、個人イベントをオーダーメイドでオーガナイズするサービス。
アンティーク食器を組み合わせてコーディネートすることで、完璧ではないものの中に美を見出し、そのモノに宿された個性を引き出してあげる作業が私は大好き。
そして、“食事を目でも楽しむ”ということも。人びとが素敵なテーブルを囲むホリディ的な雰囲気は、私がずっと昔から大切にし、愛してきたものです。
ロックダウン後、新しいことに挑戦したいと思っていたときに「ソンファソン」のアイデアが閃いて、はじめるなら今だと思いました。
アイデアを練るときは、映画や展覧会、旅などからインスピレーションを得ています。最近では映画『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受けました。映画の舞台は北イタリアにある美しいブルジョアの邸宅で、テーブルセッティングが出てくるシーンは本当にどれもすごく素敵でした。
オリンピアは私がテーブルセッティングをしていると真似をしたがることも多いのですが、本物は繊細で壊れやすいので危険!近々彼女のために小さなままごとのディナーセットを買ってあげたいと思っています。
子ども用の食器の素材はシンプルで、壊れないものを選んでいます。結果として木製やプラスチック製になることが多いですね。良いものが見つかれば「ソンファソン」で子ども用のテーブルウェアも取り扱う予定。
美しいテーブルコーディネートを目指すならトレンドにとらわれず、あえてミックスに挑戦するのが私のおすすめのテクニックです。「ソンファソン」のサイトでは、テーブルコーディネートについて解説する写真や動画もアップする予定なので、お楽しみに!
公式instagramに最新情報をアップデートしているので、Fasu読者の皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。
これからのパーティーシーズン、皆さんも素敵なテーブルを大切な人と囲んで、素晴らしい時間を過ごして下さいね。
※本連載はこちらの回にて最終回となります。ご愛読ありがとうございました。(Fasu編集部)