皆さん、こんにちは。今回のジャーナルでは、私が実践している「子どものためのアート教育」についてご紹介しますね。
私はアートの分野で何年も仕事をしてきました。なので自分の子どもにも、さまざまなアートに触れさせたいと思っています。アートは身近な存在なので、息子のヴィゴをよく展覧会やアートの創作クラスに連れて行っています。彼はまだ4才ですが、なるべく幼少期からアートを学ぶ意欲を育てて、アートを通じて感性が豊かになってもらいたいと考えています。
パリでは子どものアートの感性を育てるために、さまざまな機会が用意されています。 例えばパリのコンサートホール「フィルハーモニー・ド・パリ(Philharmonie de Paris)」は、子どもと親に向けて音楽の早期教育コースを提供しています。
また「ポンピドゥー・センター」に設けられた「子どものギャラリー」は、子どもにおすすめのアート作品を紹介する展示スペース。体験型のアートなどがあり、今はコロナでなかなか叶わないと思いますが、旅行者でも気軽に立ち寄れるのでおすすめのスポットです。
その他にも、デジタルアートの美術館「ゲテ・リリック(Gaîté Lyrique)」では子どものための創作アトリエが定期的に開催されていて、こちらもおすすめです。
ヴィゴは動物が好きなので、パリ植物園の中にある国立自然史博物館「進化大陳列館(Grande Galerie de l’Evolution)」にもよく行きます。ここでは海から陸まで、さまざまな生物の進化の過程が学習できます。
子どもの早期教育に関しては、音楽やデッサンといったアートの知識を幼い頃から深めることが大切だと私は考えています。なぜならそれは、子どもたちが触れるさまざまな世界へのより良いアプローチになるから。アートが掻き立てる感情は、私たちの豊かな人生にとって不可欠なものではないでしょうか。
それでは皆さん、素敵な夏をお過ごしください!また来月、ジャーナルを覗きにきてくださいね。