「クールベと海」展が開催中。レアリスムの巨匠が描いた自然の姿を親子で堪能
19世紀フランスを代表するレアリスム(写実主義)の巨匠ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は、現実を理想化して表現する伝統的な絵画を否定し、目の前の世界をあるがままに描くことで、既存の政治や美術制度に敵対的な態度を表明してきた。
その一方で、生まれ故郷のフランシュ=コンテ地方の切り立った山や森、そこに息づく動物たち、そしてフランス北部・ノルマンディー地方の海など、厳しい自然の姿も描いてきたクールベ。本展では、クールベが1860年代に取り組んだ「波」連作を中心に、故郷を描いた風景画などを紹介していく。
またモネやブーダンなどクールベと同年代に活躍し、印象派を代表する画家たちの作品もあわせて紹介。クールベが印象派の作家たちにどのような影響を与えたのか。それぞれの作品を見比べながら楽しむこともできる貴重な展覧会。ぜひこの機会に、レアリスムの巨匠が描いた生命力あふれるアートを親子で堪能してみては。
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