DATE: 2021.10.11

金沢21世紀美術館の「フェミニズムズ / FEMINISMS」展。多様化する“フェミニズム”をアートと考える機会に

金沢21世紀美術館で10月16日(土)よりスタートする展覧会「フェミニズムズ / FEMINISMS」。多様化する社会のなかで、ジェンダーやフェミニズムといった課題をどのように捉えていけばいいのか。それぞれの作品とともに親子で考える機会となりそうだ。
遠藤麻衣×百瀬文《Love Condition》2020
遠藤麻衣×百瀬文《Love Condition》2020

ジェンダーや身体、性に対する認識はますます多様化・個別化し、フェミニズムの概念も多角化している昨今。本展では、しなやかに変容し続ける現在進行形のフェミニズムの思考に着目し、その捉え方や解釈の多様性を同時代の美術表現から紐解いてく。

木村了子《Beauty of My Dish  – 人魚達の宴図》2005
個人蔵
木村了子《Beauty of My Dish – 人魚達の宴図》2005
個人蔵

会場には、日本を主な活動拠点とし、鋭い観察眼と豊かな感性で1990年代以降のアートシーンをけん引してきた9名の現代アーティストたちの作品が集結。絵画、彫刻、版画、写真、映像、インスタレーションなど、様々な表現による作品たちは、既成概念の解放や自由な心と身体のあり方などを気づかせてくれる。

碓井ゆい《shadow of a coin》2013-2018
個人蔵
撮影:木暮伸也
碓井ゆい《shadow of a coin》2013-2018
個人蔵
撮影:木暮伸也

身体的な差異や個性を認め合い、それぞれが共存できる社会を目指す、そんな思いが込められた作品たちは、次世代を担う子どもたちの感性にも響くものがあるはず。子どもたちがジェンダーやフェミニズムについて、どんな風に感じているのか、展覧会とともに、ぜひ親子で考える機会にしてみては。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

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