「グラフィックで科学を学ぼう 進化のものがたり展」子どもが科学を学べるデザインを京都dddギャラリーで展示
本展では、京都芸大ビジュアル・デザイン専攻の学生たちが、生物の進化について書かれた専門書を読み、その内容を子どもたち(小学校 中・高学年)に伝えるためにデザインした作品を展示。作品は、ゲーム、映像、絵本など多岐に渡ります。
科学の知識は正確に伝えられなければならないので、説明文、図版、写真、どれも正確性が求められます。本展の作品には全て「ものがたり」が加えられ、子どもたちが興味を持てるよう工夫されています。
さらに本展には、京都帝国大学の学生たちが植物などを学ぶために世界各地から集められた、京都大学総合博物館所蔵近代教育掛図をパネルと画像で紹介。通常このような図版はやや退屈に感じることがありますが、この近代教育掛図はある種「作品」のような芸術性を感じさせます。
学生たちが作った作品と、近代教育掛図の図版からは、楽しく、美しく、情報が伝わってきます。グラフィックデザインの可能性が感じられる本展。ぜひ子どもと一緒に鑑賞してみては?