週末のピクニックを素敵にハックする。お外時間を格上げする3つのアイデア
太陽の日差しを浴びながら外でゆったり過ごすひとときは、気持ちをリフレッシュしてくれる、何にも変えがたい時間。暖かくなると、外に出たくてうずうずしますよね。
そもそもピクニックは、フランスで、”みんなで持ち寄る”という意味で生まれた「pique_nique」が語源。
それが、19世紀にイギリスに渡り、鉄道の開通や公共公園の誕生などにより、食べ物や飲み物を持って郊外や公園で過ごす小旅行として大流行。都会の生活から少し離れて、自然に癒しを求めるのは、今も昔も同じなのです。
まだまだ屋内で集まるのが難しい今、ピクニックは社交の場としても注目度アップ。ホームパーティーの代わりに、外で少人数でピクニック、が、この春の定番になるかもしれません。
せっかくなら、少し工夫して、いつもより素敵に演出したい。3つのアイデアを参考に、大好きな人とのよい思い出をつくってみては?
1.柄と素材選びから! ”ピクニックラグ”で美しく演出。
ピクニックは、自然全体がパーティースペース。とすると、敷物は皆が集うメイン会場のようなもの。パーティーの中心となる場所だから、チープなビニールシートでは、気分も上がりませんよね。ワンランク上のピクニックを目指すなら、まずは、敷物=ピクニックラグにこだわるのが正解。
ピクニックラグといっても、専用のものを見つける必要はありません。おすすめは、テーブルクロスやマルチカバーといったファブリックアイテム。柄や素材が充実していてるから、お気に入りを見つけることができるはず。
生地屋さんで好きな柄の生地を購入するのもいい。敷いて座るだけなので縫う必要もないし、その時々のピクニックのテーマに合わせて柄を変える、なんてこともできます。
もっと自由に、もっと自分らしく、ピクニックラグを選んでみてください。
2.トレイやカッティングボードを中央に集め、センターテーブルに見立てて
ピクニックラグの中央にフード類をまとめ、それを囲むように座る。シンプルなことだけれど、それだけで、パーティーテーブルを囲んでいるかのようになり、食事や飲み物が手に取りやすいうえ、会話もはずみます。
その際使いたいのが、自然素材のトレイやカッティングボード。それらを数枚並べれば、素材に統一感があるので、1つの大きなテーブルのようになります。薄くて持ち運びがしやすいカッティングボードなら、持参するのも楽ちん。トレイは、飲み物を置くのに、安定感があっておすすめです。
そして、もし荷物に余裕があれば、ユーカリなどの枝ものを2、3本持参して、飾ってみて。なくてももちろんいいのだけれど、あれば、より美しいピクニックシーンが演出できるのは間違いなし。
3.お手軽フードでOK! ひと技ラッピングで特別感を。
荷物を準備して、移動して。ピクニックはそれだけでも大変だから、食事は簡単手軽なもので十分。お店で買ったものだってOK、という気持ちでいたいもの。それをいかに素敵に見せるかが、腕の見せどころです。
おすすめは、サンドイッチやおにぎり、パンなどを1人分ずつラッピングするテクニック。可愛いラッピングペーパーがなくとも、クッキングシートで包んで、麻紐を結び、そこにグリーンを添えると、それだけでおしゃれな雰囲気に。
子供たちには、食事やお菓子を入れて、それぞれの名前を添えた、ランチバッグを用意。何が入ってるんだろうというワクワク感を演出できます。
子供のお誕生日など、特別な日のピクニックには、持ち運びの大変なケーキの代わりにドーナツタワーを用意してみては。10個くらいのドーナツを重ねて山を作り、カラフルなフードピックを差すだけ。簡単ながら、存在感は抜群。
あとは、子供が大好きなフルーツや大人が喜ぶチーズなど、気軽につまめるものを用意すればパーフェクト。
ちょっとした工夫で、いつもより何倍も素敵になるお外時間。これからのピクニックシーズン、ぜひ試してみてください。