DATE 2021.10.30

コロナでリモートにつき、東京離れます 【実録!家族4人の郊外移住計画 Vol.1】

都内マンションから、郊外の戸建へ移住!物件探しからリフォーム完成までの道のりをレポートする短期集中連載がスタート!住み替えをぼんやり考え始めてから引っ越し、リフォームが完成するまでの約1年間を赤裸々に綴ります。第一回目は引っ越しから新居辿り着くまでのあれこれ

Vol.1 移住を考え始めてから、新居購入まで

コロナで家族全員リモート。家が狭い!

会社員の夫と自営業の私、中1(移住前小6)の息子と小2の娘(移住前小1)。4人家族の私たちは、都内築50年の中古マンション、81平米2LDKに住んでいました。

 

2020年3月、緊急事態発出により学校は休校、夫は完全リモートワーク、もともと自宅で仕事していた私も業務は全てオンラインに切り替わりました。その後学校は再開しましたが、夫は引き続き毎日リモート、息子の塾もオンライン継続です。

 

住んでいたマンションは、28畳の広めのLDKと5畳ほどの小さな個室が2つ。個室はベッドで埋まっているので、仕事やオンライン塾は広いリビングでそれぞれ離れた位置で行い、オンライン会議の声が聞こえまくっている状態。

 

Zoom会議となると、「私は13:00からだからリビングの壁、私キープね」「俺は17:00からだからテレビの音小さくして!」とzoom背景の壁を取り合ったり、音や写り込みを気にしたり。とにかく毎日、ポジション争いとお互いのオンライン会議に小さなイライラ。プライバシーもなにもありません。

 

都内の築50年のマンションは、リノベーションをして自分たち好みの空間でした。
都内の築50年のマンションは、リノベーションをして自分たち好みの空間でした。

ああ、狭い。とにかく仕事ができる個室がほしい。

こんなに毎日家にいて、会社や打ち合わせに出なくていいのなら、東京の狭い家にいる意味があるのだろうか? 同じエリアで広い一軒家が買えるならすぐに引っ越したいけれど、この辺で戸建は残念ながら予算的に無理(最低でも1.5億円ほど)。

 

翌年から中学生になる息子は「個室が欲しい」と二段ベッドの下段にカーテンを付けていてかわいそうだし、娘は犬が飼いたいと頻繁に訴えてくる。そして夫は書斎が欲しいけれど寝室に追いやられて簡易テーブルワークで腰痛、私は車が欲しいけれどいくら待ってもマンションの駐車場が空かない。

 

家族全員のニーズと、現在の住宅がマッチしていない!もうこれは、引っ越すしかありません。書斎とそれぞれの個室が確保できる庭付き戸建を郊外に買うことを目標に、夏までには今のマンションを売却しましょう、と2021年1月に決意しました。

よし、マンションを売って郊外に戸建を買おう

2020年秋頃から、マンションの査定金額をネットで調べておおよその額は分かっていたので、予想の売却益で買える範囲内の新居に照準を定めることにしました。その上で、移住候補エリアの新築戸建・中古戸建・土地の予算感をつかんでおくことに。物件検索で使ったのは主にSUUMO(物件数、更新スピードが一番だった)。

エリアは神奈川方面で、都内の夫の会社から通勤1時間圏内。夫婦ともにたまには東京に出るだろうと想定してアクセスの良いエリアに限定。軽井沢の森や山梨の湖周辺にも憧れるけれど、私たちの今のライフスタイルには東京近郊の横浜が現実的でした。

 

新居の希望条件:

戸建て、駐車場・庭付き。駅から徒歩10分以内の平坦な道のり。建物面積は100平米以上の2階建、4LDK以上、LDKは18畳以上。教育環境がよく、静かな住宅街。

これをもとに、予算内の物件を毎日ひたすらネット検索します。

 

エリアを1つの路線上に決め、その中で3駅周辺に絞る。見たい物件を決めたら、ネットで取扱不動産会社に連絡し、返事が一番早かった仲介業者Tさんに現地のリサーチと物件内覧を依頼。

 

2021年2月頭の現地リサーチ当日は、夫、私、息子の3名でエリア調べと物件内覧。同行の仲介担当者さんが界隈に詳しく、周辺の学校事情や治安、町内ごとの住民の特徴など丁寧にレクチャーしてくれたので勉強になりました。新居を購入する時には仲介業者はTさんにすることを決めました。

同時進行で、マンションの売却をスタート。2021年1月に入り、売却を担当する不動産仲介業者を決めることに。

 

まずは大手5社にネット査定をお願いした後に、そこから絞った2社に訪問査定を依頼。最終的には査定額もよく、信頼できる担当者がいる仲介業者Mさんに専任契約で売却をお願いすることになりました。

 

2月中旬には不動産検索サイトに掲載用の室内写真の撮影→下旬には掲載となり、その後週末には内覧希望の方々のご案内。アテンドはもちろん私が担当、その間他の3人は外に出ていてもらいました。

 

バッチリ片付けてからの室内撮影写真が良かったからか、内覧者が1日6名ということがありました。30分刻みでお客様をご案内、ヘトヘトになりましたが、マンションや周辺の環境をお話しするのは楽しかったし、10年住んだこの土地を懐かしむ良い機会になりました。本当にいいエリア、優しい人たちに囲まれて引っ越したくないな・・・という感傷に浸ることも。

不動産検索サイト用の写真は重大ポイント。できるだけ素敵に撮ってもらいましょう。
不動産検索サイト用の写真は重大ポイント。できるだけ素敵に撮ってもらいましょう。

売るのが先?買うのが先?

不動産、買ったことはあるけれど売るのは初めてなので、わからないことだらけ。

 

まず、新居を買うのが先なのか、今のマンションが売れてから次を買うのか、順番もわからずに悶々としていました。10年前に買ったマンションのローンも残っていたので、次の家を先行して買った場合は当然ローンがダブルになります。ダブルローンは避けたいけれど、気に入った新居があればすぐに確保しておきたい。そんな中、気になって内覧したいと思っていた物件2つが次々と売れてしまい、狙いの物件は早くおさえなくてはいけない?!と焦りも出てきました。

 

現地リサーチを2週連続で行った結果住みたい駅が絞られたので、想定していた中古戸建に限らず、土地、新築、古家付きの土地全てを見ました。土地や古家付きの土地から家を建てるのには相当の予算が必要なことを知って、愕然。「まず更地にするのに1500万はかかるでしょうね」という物件も。風合いのある古いインテリアが好きな私の目には、新築は魅力的に見えなかったので、やはり「中古戸建を買って、リフォームする」という結論に至りました。

散歩圏内には良い感じの公園も。
散歩圏内には良い感じの公園も。
自然に恵まれた環境が気に入りました。
自然に恵まれた環境が気に入りました。

現地リサーチ初日内覧し、ずっと気になっていた物件を買おう!と決めて二度目の内覧。先約で申し込んだ人がいると聞き俄然やる気が出て、急遽手をあげて購入申し込みをすることに。

 

ダブルローンを恐れずに、買い先行で進めることにしました。審査が通り、2月末にはその家を購入できることになりました。

 

そしてマンションの売却は2月末からネット公開し、内覧9組を経て、2週間後には買い手が決まりました。これもご縁。結果的には、新居を買うのを先行させましたが、1ヶ月遅れでマンションの売却も決まったのでほぼ同時タイミングでした。(ダブルでローン返済するのは1回だけ)

新居について

ほぼ、希望条件通りの戸建が買えました。

しかし!インテリアが自分たちのテイストには全く合いません。とにかく綺麗だけれど風合いがなくてピカピカすぎる。キッチンも洗面所も床の素材も壁も・・・もちろん水回りは総取っ替えになります。外観や間取りはそのままで、内装は相当直すことになりそうな予感です。

状態はいいけれど、好みとは異なる内装…。
状態はいいけれど、好みとは異なる内装…。

ちなみに新居は築11年。古くはないけれど、新品ではないのでハウスインスペクション(家診断)を行いました。見えないところにシロアリや不具合があると大変ですからね。費用は10万円、引き渡し前だったので売主さんに許可を取って仲介業者さん経由で実施してもらいました。

 

*良かったこと

1.マンション売却は、価値を評価してくれる信頼できる人に。査定額は380万円の差!

 

愛着を持って暮らした家をきちんと見て丁寧に査定してくれる仲介業者さんを選んだのが結果的には良かったです。「購入された時よりも、リフォームをしていてインテリア性が上がっているのでこの売却価格でスタートしましょう」と予想よりも高値で売却スタート。周辺マンションの相場を知り、ニーズを把握している仲介業者さんだったことが功を奏し公開から2週間で希望価格での契約となりました。

ちなみに他社は「駐車場がないので、同平米で駐車場付きの部屋から200万円引いた価格で売却スタートしましょう」と部屋を細かく見ずに査定額を出してきました。2社の査定価格差は380万円。その差は大きかったです。

 

2.新居購入は、地元エリアを熟知した経験値高く話しやすい人に ネガティブ情報も大切

 

希望エリアの仲介業者さんは、地元環境を熟知した丁寧な人でした。話しやすく積極的に周辺リサーチしてくれる担当者との出会いが大切。エリアや物件の良いところだけでなく、デメリットや懸念点についても話してくれる人なら信頼できます。例えば私たちの担当の方は「このエリアはゴミ出しが8:00厳守と時間の自由がなく厳しそうです。近隣は保守的な方が多いのでクリティブなお仕事の方々には向かないかも」や、「この通り沿いは騒音と臭いで夏場は窓が開けられない」といったネガティブなことも教えてくれました

 

3.知り合いがいる、土地勘のあるエリアを選ぶと子育てが安心

 

ネット上では2つの路線を探していたけれど、結果的には近隣に親戚がいて土地勘のある路線・エリアに絞りました。子供の教育環境が安心できる場所を選ぶとその後の気持ちの余裕が違います。

私たちは親戚がいる場所でしたが、だれかお友達がいる、以前住んでいた、よく訪れる土地だった、などある程度の馴染み感があったほうがその後の生活がラクです。

こうすればよかった

1.売却スタートを早めてもよかった

売却のスタートを、もう少し早めても良かったかもしれません。売れる自信があれば、買うときの不安も軽減されます。住みながらの売却でも、その後は交渉次第で入居時期を3ヶ月〜半年ほど待ってもらうのは普通のことだそうです。

 

2.リフォーム準備を念入りにすればよかった

買う前に、購入予定の物件の室内写真を撮ってリフォームのイメージを膨らめておけば良かったです。どの物件を購入することになるかはわかりません。内覧の際には仲介業者さんに許可を得て、できるだけたくさんの写真を撮っておくことをお勧めします。写真を見ながらリフォーム箇所をイメージ、デザインに入ることができます。物件申し込み後契約が決まったら、なるべく早くリフォーム会社さんと一緒に現地調査をして工事の準備を進めましょう!私たちは契約から入居まで2ヶ月しかなかったため、鍵引き渡し〜入居までが1ヶ月間。その結果、リフォームが間に合わずに入居時はキッチンなしの状態でした。引越し後2ヶ月間はキッチンがなかったので、カセットコンロ・電子レンジ・炊飯器で調理、洗面所で洗い物というハードな日々。理想的には、リフォームの構想から工事終了まで3ヶ月間の余裕があるといいですね。

次回は、移住に伴う子供たちの転校をはじめとした手続きのあれこれ。ファミリーにはハードルが高いと思われがちな課題ですが、手順を踏めば意外とラクだった!

LATEST POST 最新記事

予算内で理想に近づけるには?部分的DIYで賢くリフォーム【実録!家族4人の郊外移住計画 Vol.3】
クラブメッドのホリデーシーズンが開幕。北海道 トマム、石垣島 カビラで海外気分の年末年始を
10歳で将来の決断を迫られた少女時代。映画監督・安藤桃子に聞いた家族愛と高知愛
ロービーガンスイーツ専門店「POSH」が清澄白河にオープン。旬のフルーツたっぷりのタルトが話題