Vol.4 子どもの才能について
コロナやこの時期の長雨で外出できない休日に訪れる我が家の「レゴ無限地獄」。現在3歳の三男による、このレゴを永遠に組み立てろという命令。なぜかこの命令時に訪れる強烈な眠気。半分意識を失いながら、レゴを組み立てます。女の子の家では「おままごと無限地獄」なのでしょうか。お察しします。
子どもは子どもで大変な2020年、毎日コロナの話題で気持ちが塞ぎ込んでしまうこともあるのではないのでしょうか。いつも通りに過ごしているようだけれど、先の見えない不安で気がつかない内にストレスを溜め込んでいるかもしれません。こんな時はとにかくリラックスすることが大切。ストレスは万病の元です。僕も家で出来るリラックス総動員って感じで過ごしています。ぬるいお湯で半身浴をしたり、ストレッチをしたり、キャンドルを焚いたり、美味しいものをウーバーしたり、お酒を飲んだり、映画を見たりして泣いたり笑ったり。
静かな緊張状態がずっと続いているわけですから、意識的に適度に「緩める」ことが大事なのかなと思います。みなさんも、ぜひリラックス!
さてさて、前置きが長くなりましたが、今回は子どもの才能について書いてみたいと思います。
20年この仕事をしてきてたくさんの才能ある方に出会いました。その中でも特に「すごい!」と思える二人の方がいます。その道のエキスパートですからその世界では超一流です。
お二人には共通点があります。
「笑い声が大きい」
「人に優しい」
「会うと元気をもらえる」
「仕事に厳しい」
「好きな事を仕事にしている」
「好奇心旺盛」
「自分を信じている」
などなどありますが、1番の共通点は「めちゃくちゃ考えている」ということです。人の何倍も考えていて、「考え抜く」ことが染み付いています。これが出来そうでなかなか出来ない。一見、天才的なひらめきだけで生きていそうですが、人よりも日常的に良く考えて努力しているからこそひらめくことができるのだと思います。でも好きなことでなければ、続けることは難しくなります。
「好きなことをみつける」。
これが才能を開花させる第一歩なのかなと考えています。人によって早く見つかる人もいれば、大人になって見つかる人もいます。
子どもたちを見ていて「何が好きなのか」ということを考えています。我が家の子どもたちは間違いなく勉強は好きでは無さそうです(笑)。でも好きなことが一つくらいあるものです。長男は絵を描くことが好きで、これだけは続いています。将来アートで生活して行くことはとても大変な道でしょう。しかし、大変な道かも知れないけれど、アートの世界の現実を直視して勉強することで「自分らしさと世の中が求める事」を融合させられたらチャンスはあると思います。好きなことで生きていくために必要な要素を追求することが、才能を磨くということだと思います。なんて、書くのは簡単ですが、行うのは実に大変な事です。
僕自身は何の経験も無くゼロからお店をスタートしました。ものすごく無謀! そのために数え切れないほどの失敗を重ねましたが、常に「絶対にお店を軌道にのせる!」という根拠なき自信に溢れていました。そのはじめの根拠なき自信はどこからきたのか。今思えばその自信は「母」が与えてくくれたものだったと思います。母は常に僕を常に励まし応援してくれていました。振り返ると若さゆえ生意気で鼻っ柱だけ強かったのは恥ずかしい限りですが、なにかを始める時に自分を強く信じられるかどうかは重要な事だと思います。
親として子どもに「自分を肯定する気持ち」を持ってもらうことが、才能を応援する第一歩になるのかなと思います。こんな風に考えて、子どもの成長を見つめていけたらなんて考えています。
もうすぐ長く感じた梅雨があけて、短い夏がやってきます。