DATE: 2019.09.02
〈京都国立近代美術館〉で企画展「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展を開催
〈京都国立近代美術館〉と〈京都服飾文化研究財団(KCI)〉が共催で、企画展「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展を開催。子ども向けのワークショップも実施。
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「服を着る」という行為は、私たちが生活を送るうえで欠かせない文化的な営みのひとつ。さらにファッションとは単に「流行の服」や「スタイル」であるだけでなく、時代や地域、社会階層の文化や慣習と結びついたものでもあります。そこには「ドレス・コード」とも言える暗黙の規範やルールがさまざまに存在し、そこから駆け引き、あるいはゲームにも似たコミュニケーションが生まれています。インターネットとSNSの普及によって、誰もが自らの装いを自由に発信できるようになったいま、私たちの時代における「ファッション」の持つ意味は、さらに新しいステージを迎えていると言えるでしょう。
「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展は、そんなファッションの持つ重要な機能である「ドレス・コード」の意味合いや歴史に焦点を当てて紹介する、意欲的な企画展。歴史的な衣装類から現代の衣服まで、〈京都服飾文化研究財団(KCI)〉の収蔵コレクションから厳選した約90点の展示品を中心に、ファッションの実例や、アート、映画、マンガやアニメなどに描かれたスタイルなどを一挙紹介。展示を通して、現代における新たな「ドレス・コード」を見つめ直します。
さらに2019年9月21日(土)、9月28日(土)には、子ども向けのワークショップ「着せかえ紙人形を使って19世紀のファッション・デザイナーになろう!」を開催。19世紀のファッション誌の付録についていた「着せかえ紙人形」の帽子やドレスの型(白紙)に、好きなデザインを描いて色をつけるアートワークショップを実施します。各日、事前申し込み不要・先着50名までなので気になる方は早めに足を運んで。