DATE: 2021.05.12

本物?ジオラマ?不思議な光景に目を奪われる展覧会「本城直季 (un)real utopia」

まるでジオラマのように風景を切り取る写真家・本城直季氏の大規模個展が5月22日(土)より高知県立美術館でスタート。見る人を不思議な感覚へ誘う作品に大人も子どもも魅了されてしまうはず。
small planet / Tokyo, Japan / 2005
© Naoki Honjo
small planet / Tokyo, Japan / 2005
© Naoki Honjo

生まれ育った場所や世界に不思議な違和感を覚え、「この世界を知りたい、俯瞰したい」という思いから、⼤判カメラの「アオリ」と呼ばれるレンズ操作を用いて、都市の姿をジオラマのように撮影する独特の表現で知られる写真家・本城直季。

kenya / giraffe / 2008  © Naoki Honjo
kenya / giraffe / 2008 © Naoki Honjo

本展では、2006年に第32回⽊村伊兵衛写真賞を受賞した「small planet」シリーズをはじめ、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」や、住宅街の路地裏で⻑時間露光によって撮影された「LIGHT HOUSE」など、約200点の作品を紹介。

Kochi, Japan / 2021  © Naoki Honjo
Kochi, Japan / 2021 © Naoki Honjo

まるでミニチュアの世界を見ているかのような感覚を想起する作品は、実在と虚構を問いかけるとともに、被写体となる“まち”や“人”に向けられた作家自身の温かな眼差しを感じることができる。見れば見るほど、本物か、ジオラマか、わからなくなるその不思議な感覚を、ぜひ親子で楽しんでみてほしい。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

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