画家たちの視点を通して、魚たちの新たな魅力を発見!「アート魚(ウォ)ッチング -描かれた水の仲間たち-」
絵や工芸など美術の世界で多数表現されてきた魚たち。本展は、海の見える杜美術館が所蔵する作品より、江戸時代から昭和時代までに制作された魚たちの絵を紹介する企画展。
江戸時代の著名な浮世絵師・歌川広重の《魚づくし》や、「鯉の滝登り」図などのおめでたい絵、竹内栖鳳や池田遙邨など近代の日本画家が手掛けた作品のほか、昭和期に活躍し「魚の画家」として知られた大野麥風の作品も登場し、個性豊かな作家たちが描く魚たちの姿を楽しむことができる。
なかでも麥風の傑作『大日本魚類画集』は、魚たちの姿を一見版画とは思えないほど細やかな表現で、生き生きと描き出しているのが特徴。今回は、『大日本魚類画集』全6輯72枚のうち、海の見える杜美術館が所蔵する4輯47枚が一挙にお目見えする貴重な機会にもなっている。
また夏休み期間には、小学生向けに展覧会の見どころを紹介する「鑑賞シート」が配られるほか、「ハーバリウム水族館」を制作するワークショップも開催予定。さまざまな個性を持つ画家たちの魚の姿を通して、海に棲む生物たちの新たな魅力をぜひ親子で発見してみては。
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