DATE: 2018.01.16

「小野木学 絵本原画展 ―ぼくの中のコドモ―」練馬区立美術館で開催

小野木学の挿絵や絵本の原画を紹介する展覧会が、練馬区立美術館で2月11日(日)まで開催されています。入場料無料。

現在、練馬区立美術館で画家であり、絵本作家の小野木学の展覧会が開催されています。

小野木は独学で絵画を学び、 1953年に自由美術展へ油彩画を初めて出品。以後、自由美術展やアンデパンダンなどで活躍しました。一方で、1960年代から児童書や絵本への挿絵の仕事も多く、1970年には、「おんどりと二まいのきんか」(ポプラ社、1969年)ほかで第19回小学館絵画賞(現・小学館児童出版文化賞)を受賞。現在も出版されている創作絵本「かたあしだちょうのエルフ」(ポプラ社、1970年)は、1971年の青少年読書感想文全国コンクールにも選ばれています。

これまでにも練馬区立美術館では、小野木の様々な仕事に焦点を当てた展覧会が開催されていますが、今回は所蔵の挿絵や絵本原画を中心に展示し、その仕事を改めて問う試みです。シンプルな鉛筆画や楽しげなコラージュ、絵具をたっぷりと使った挿絵や版画など、小野木が「ぼくの中のこどもがおもしろがって描いた」という、多彩な表現を楽しむことができる展覧会となっています。

 

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