アーティスト、エレナ・トゥタッチコワと知床半島を巡る「The Path Across the Peninsula / 道は半島をゆく」
『MilK JAPON #36』にも撮り下ろしが掲載されている、アーティスト、エレナ・トゥタッチコワによるプロジェクト「The Path Across the Peninsula / 道は半島をゆく」が、知床半島の各地で開催中。本作家が2014年の夏から毎年続けてきた知床での滞在制作の集大成となるプロジェクトです。
斜里町での展覧会「天気の道」は、本作家が歩きながらとらえた、移り変わる季節、天気によって表情を変える風景の写真と言葉と作家本人の落書きから構成。また、羅臼町での展覧会「氷の道」では、毎年知床を訪れる流氷の形成と移動、そして流氷のある風景を眺めながら暮らす人々に眼差しを向けた映像と写真を展示します。
今回は展示以外に参加型のイベントも。斜里町児童館では、小·中学生に向けたワークショップ「音の道」を開催。音に耳をすませ、町を散策し、自分だけの音の地図を作ります。知床の森でのツアー「獣道」では、斜里町在住の絵本作家・あかしのぶこと一緒に、森の物語を想像しながらみんなで獣道を歩きます。
訪れる人は、4つのプログラムを体感することで、本作家と共に知床を歩くかのように、半島を巡る4本の「道」を辿ることができます。ぜひ9月は美しい作品と自然を体験しに、知床半島に足を運んでみては。