DATE: 2019.05.15
「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」が東京ステーションギャラリーで開催
北欧・フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュックの作品にフォーカスした特別展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」が、東京ステーションギャラリーで開催中。
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「アラビア」の専属アーティストとして約50年間活躍し、市庁舎や銀行、大統領邸などの大型インスタレーションも手がけたフィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュック。初期作の愛らしい陶板から、晩年に手がけた膨大なピースを組み合わせたモザイク壁画まで、生涯にわたり幅広い作品を発表し続けました。
「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展では、そんな彼女の類まれなる才能にフォーカス。約200点のセラミックやテキスタイルなどの作品を一挙に展示し、重厚でエレガントな釉薬の輝きや独自の自然観に元づいた繊細な図や形態など、魅惑の世界を紹介します。
初期と後期でドラマチックに変わる作風や、ブリュックのナイーブな感性が紡ぐロマンティックでどこかスピリチュアルな世界観、そして確かな伝統技術を用いた細やかな凹凸による動きなど、見どころが満載のこの特別展。「明るく、かわいい」印象で語られがちな“北欧・フィンランド”のイメージを刷新する、新たな北欧デザインの一面に触れてみてはいかがでしょうか。