DATE: 2019.07.18
〈国立科学博物館〉で「恐竜博2019」が開催!日本初公開の恐竜標本が続々登場
2019年10月14日(月・祝)まで、〈国立科学博物館〉で「恐竜博2019」を開催。謎の恐竜“デイノケイルス”や、日本の恐竜研究史上、最大の発見と言われる“むかわ竜”などの貴重な化石や資料を公開。
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現在〈国立科学博物館〉で2019年10月14日(月・祝)まで、「恐竜博2019」を開催しています。1969年、アメリカで発見された新種の肉食恐竜に「恐ろしいツメ」を意味する“デイノニクス ”という名前を命名して以降、恐竜研究の新しい時代が始まったと言われています。1976年には“デイノケイルス”のような恐竜から鳥類が進化していたとする「鳥類の恐竜起源論」が叫ばれ、恐竜ルネサンスと呼ばれる新しい恐竜観の時代に突入。今回の「恐竜博2019」では、そんな恐竜研究50年の歩みと最前線を、“デイノケイルス”の標本や実物化石の展示を交えながら辿ります。特に“デイノケイルス”の頭部の実物化石や全身復元骨格など、世界初公開となる貴重な展示は必見です。
また“デイノケイルス”のほか、北海道むかわ町で発見された“むかわ竜”についてもフォーカス。“むかわ竜”はこれまで8割近い骨格が発見されており、日本の恐竜研究史上最大の発見とも言われている注目の大型恐竜です。その全身実物化石と、化石を元に復元した全身骨格を、むかわ町以外で世界で初めて「恐竜博2019」でお披露目します。
さらに本展では展示の最後に、「恐竜絶滅」について詳しく解説するエリアが登場。現在の恐竜研究では、恐竜は完全に絶滅したのではなく「鳥類」として生き残り進化を続けていると考えられています。このブースでは絶滅前の恐竜たちの生態系に迫り、約6600万年前の隕石の衝突によりどのようなことが地球に起きたのか、そして鳥類以外の恐竜がどのように絶滅し哺乳類が台頭をはじめたのか……など、現在注目されている新仮説を紐解きます。
恐竜研究のこれまでの軌跡と最新成果までを網羅できる、大迫力の「恐竜博2019」をお見逃しなく。