DATE: 2017.05.01

潜入レポート!エリック・カール展。 MilK JAPON 読者へ招待券もプレゼント!

日本でもっとも売れている翻訳絵本『はらぺこあおむし』。その作者であるエリック・カールさんの展覧会が約9年ぶりに開催されることに。今回、その会場へ子どもたちと足を運びました。展覧会の魅力をひと足早く、お届けします!

4月22日よりスタートしたエリック・カール展。会場入り口には『こぐまくん こぐまくん なに みているの?』の表紙に描かれた大きなクマの親子がお出迎え。そして、〈あおむし〉が出迎えてくれる、展示のパート1「エリック・カールの世界」では、「動物たちと自然」「旅」「昔話とファンタジー」「家族」の4つの切り口に分けて、『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』など、エリックさんの代表作である絵本の原画がずらりと並び、圧巻です。

エリックさんの絵はコラージュの技法で描かれています。アクリル絵の具を何層にも重ね塗りして、ペイントした紙を切り貼りして生まれる、とてもカラフルな動物や虫、海の生き物たち。大胆でありながら、繊細な絵の1枚、1枚の存在感に小さな子どもたちもとっても夢中になっていました。今回は、ダミーブックや習作など、絵本になる前のエリックさんの作品も紹介されています。物語や1枚の絵がどのように生まれるのか、エリックさんの頭の中をのぞくようで、それらも必見です。

続く、パート2ではさらに奥深いエリックさんの世界へ。「エリック・カールの物語」と題し、1950年代の初期作品や絵本の原画、立体作品などを紹介します。最後の展示場には、エリックさんが手がけた大きな舞台美術の装飾も登場! さらに、パウル・クレーやレオ・レオニなどカールが影響を受けた画家や絵本作家の作品も展示されていて、見応え充分(レオ・レオニの『どうするティリー?』の最終原画などあり!)。

今回の展示会のために、もうすぐ88歳になるエリックさんは来日もされました。「日本のすべてが大好き」と語り、2002年にマサチューセッツ州に設立した「エリック・カール絵本美術館」はもともと、日本の絵本美術館に刺激を受けて作ったものだと話してくれました。穴あきのしかけがある『はらぺこあおむし』の絵本。この絵本が誕生した1969年当時、この難しい造本はアメリカでは費用がかかりすぎてできないと言われたそう。それを可能にしたのが日本の出版社だったそうです。そんな縁もあり、エリックさんは日本が大好き。「人も食べ物もとっても素敵だからね!」と笑顔で話してくれました。

また、エリックさんの絵本を紹介するコーナーや〈あおむし〉が変身した〈ちょうちょ〉になれる、撮影コーナーなどもあり、子どもたちもたっぷり楽しめます。かわいい〈あおむし〉グッズが充実した物販コーナーも要チェック。ぜひ、親子で出かけてみてください。

 

 

開催を記念して、MilkJAPON 読者5組10名様に「エリック・カール展」の招待券をプレゼント!【応募締切:5月24日(水)】

ご応募はこちらから。

 

※本プレゼントキャンペーンはMilK JAPON MEMBERS の方のみがご応募できます。まだ会員でない方は、下記より会員登録後、改めてご応募をお願いいたします。

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