[STEAM工作]おもしろいほど、くるくる回る! 磁石と銅線、電池でつくるファンキーダンサー
回転する不思議と、おもしろさを体験!
今回トライするのは、くるくる踊る姿が楽しいダンサー。
難しい仕掛けはないのに、おもしろいほど回転するから、子供の食いつきがバツグンです!
基本の材料は、直径1cm程度のネオジム磁石3つに銅線、そして単三アルカリ電池。ダンサーを描く画用紙も用意します。
まず、銅線を加工します。
半分に折り、そこから左右同じ形になるように曲げていき、両端は磁石を囲むように仕上げます。
磁石の直径より少し大きめに、でも磁石から離れすぎないようにすることがポイントです。
ペンチを使うと形づくりしやすいです。
次にダンサーの絵を描きます。頭と腕を、画用紙の両面に描きます。
はさみで切り抜いてからテープで銅線に貼ります。
3つの磁石を重ね、さらに電池を取り付けます。磁石が強力なので、指をはさまないように注意。
電池を上にし、その電池の中心に銅線を置いたら、完成。
くるくるくるっと回転し始めます。しかも、結構な速さで!
銅線の形のバランスが悪いと、回っても、すぐに倒れてしまいます。
形を調整して、ベストなバランスを見つけてみて。
なぜこんな動きをするの?
銅線に電気を流すと磁力が生じます。その電磁力とネオジム磁石が引きつけ合ったり、反発し合ったりする力で銅線が回転するのです。
これは”単極モーター”と言います。モーターの歴史で、もっとも初期に作られたものだそう。
ちょっと難しいけれど、とっても不思議でとってもおもしろい仕組み!
絵をバレリーナにしたり、形自体をハートや星にしたり。
いろいろアレンジして楽しんで!
【注意事項】
・ネオジム磁石は、超強力な磁石で、小さいものでも、そのパワーは絶大。磁石同士を近づけるだけでくっつくほど。指をはさむなどに注意してください。
・ネオジム磁石を携帯やパソコン、ゲーム機や磁気カード(銀行カード、クレジットカード)など、磁気を嫌うものの近くに置かないようにしてください。
・ネオジム磁石を小さいお子さんが誤飲しないように注意してください。大変危険です。
・電池は必ずアルカリ電池を使用してください。それ以外を使用すると破裂する可能性があります。
・電池の消耗が早いので、複数用意するか、短時間で楽しみましょう。
・回転させ続けると銅線が熱くなるので注意してください。
・銅線は、ビニールなどで被覆されていないものを選んでください。
【用意するもの】
ネオジム電池3つ(今回は直径1cm程度のものを使用。100円ショップなどでも手に入る)
単三アルカリ電池(アルカリ以外の電池は使用しない)
銅線
画用紙
ペン
ペンチ、ニッパー(銅線をカットしたり曲げたりするのに使用)
テープ
はさみ