DATE 2018.12.06

クリスマスにぴったりな北欧映画『オンネリとアンネリのふゆ』

12月に入り、クリスマスの準備を始める人も多いはず。そんなクリスマス・シーズンを前にぜひチェックしておきたい映画『オンネリとアンネリのふゆ』が11月24日から公開中。

フィンランドの夏を舞台に、キュートな女の子2人組がかわいい小さなおうちを手に入れた前作『オンネリとアンネリのおうち』。続編となる今作では舞台が冬に移り、真っ白な雪が積もる白銀の世界で、クリスマスの準備にいそしむ2人。

 

ある日、車が故障したという小人一家が2人の家を訪れる。“プティッチャネン”と名乗る一家は、手のひらに乗るほどの小人だ。車が直るまで、ドールハウスを家代わりにして居候することになる。チーズを小さく刻み朝食に出したり、コースターを布団代わりにかけたり。小人の家族をオンネリとアンネリはおもてなしする。

小人一家は、森の木の下にある家に住んでいたが、人間が木を伐採してしまい、住む家を失ってしまった。バラの木夫人に新たな家を作ってもらうために、ここへ来たのだ。

 

2人がクリスマスマーケットから帰ると、小人の一家がいなくなっていた。オンネリとアンネリは、掃除婦の女が怪しいと思い、女を探し出そうとする。一家を無事に見つけることができるのか?

初めて観る方は「なぜ2人が子どもだけで暮らしているの?」と疑問に思うかもしれない。2人にはそれぞれ家族がいて、たくさんの兄弟もいて、家族からも愛されている。とはいえ、小さな弟や妹、たくさんの家族とは少し距離を置いて、自分だけの時間や場所で過ごしたい時もある。そんなきっかけから、前作でおうちを手に入れたのだ。

 

2人の暮らしを見守る、大人たちの存在もあたたかくて優しい。魔法が使えるバラの木夫人、隣人のプクティーナ・ノッポティーナ姉妹は良き相談相手である。困った時に助けてくれる警官のリキネンさん、番犬として頑張っているガードもいる。

とりわけチェックしたいのが、北欧らしいクリスマスの飾り付けや楽しい準備の数々。アドベントカレンダーをはじめ、本物のモミの木に飾るシンプルなデコレーションや窓に飾った星型の照明、雪の結晶のデコレーション、ベル型の飾りなど、どれもキュートで真似したいものばかりだ。

 

クリスマスらしいフードやドリンクも魅力的。“グロッギ”と呼ばれるホットドリンクは、子どもはベリージュース、大人はワインが一般的。劇中では、ピンクだった飲み物がブルー、そしてレッドに変化する不思議な様子が描かれている。クリスマスマーケットで食べるプレッツェル“ヴィープリン・リンケリ”も美味しそうだ。

映画『オンネリとアンネリのふゆ』を観て、かわいい2人や小人一家に癒されるのもいいし、クリスマス準備の予習的に観てもいい。さりげなく描かれる民族の多様性や人種の違いの理解、困っている人を助ける慈愛の精神などもやさしく響く。年末年始を目前に忙しい気持ちが強くなってくるが、この時間こそが親子で過ごせる大切な時間でもある。その気持ちを大事に、クリスマス・シーズンを迎えてみてはどうだろう。

 

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〈Fasu会員にスペシャルプレゼント〉

映画『オンネリとアンネリのふゆ』のポストカードセット(2枚組)を5名様にプレゼント!

 

〈プレゼント内容〉
・『オンネリとアンネリのふゆ』ポストカードセット(2枚組)

締切:2018年12月20日(木)

 

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