今からでも間に合う!1日でできる、夏休み「自由研究」アイデア4
夏休みといえば、子供だけでなく、親も悩ます「自由研究」の宿題。なかなかテーマが決まらなくて、焦りますよね。我が息子も例に違わず、まだ手をつけておりません…。そんな悩める親子(自分含む)にお届けするのが、「少ない材料で、簡単な手順、何より作るのが楽しい!」をテーマにした科学工作リスト。子供が取り組みたくなるアイデアが、ここにある!
01. 磁石と電池、銅線で作る
簡単モーターで、くるくる回るファンキーダンサー
磁石の上に乗せた電池に、銅線を加工したダンサーを置くとクルクル回り出す!
これは、銅線に電気を流すことによって発生する電磁力と磁石が引きつけ合ったり、反発し合ったりすることで起こる回転で、単極モーターと言われるもの。
原理は中学3年生で学ぶものなので、少し難しいですが、モーターは、パソコンにもハイブリッドカーにも、発電所にも使用される、現代の私たちにとって欠かせないもの。
その仕組みを知って、実際モーターを作ってみるのは、新たな発見につながるはず。
ダンサーだけでなく、銅線を自由に形作って、オリジナルのモーターを作ってみては。
02. ポリ袋に入れた絵が消える!
光の屈折と反射を利用した科学マジック
ポリ袋に紙とペン。後は水があればできる実験的工作です。
ポリ袋に入れた絵が水に入れると消える!という、マジックのような不思議現象を通して、
・”ものが見える”というのは、光の反射が目に達するということ
・ポリ袋や水を通すと、光の屈折によって見え方が変わること
などを検証してみて。
03. 水と油の混ざり合わない性質を利用
青と透明の液体で作るオーシャンボトル
ブルーに着色した水と、透明なベビーオイルで、さわやかな海をペットボトルの中に再現したオーシャンボトル。
これは、水と油の混ざらない性質を利用したもの。
水と油はどうして混ざらないの?
どうして水が下、油が上に移動するの?
水と油を混ぜるにはどうしたらいいの?
工作とともに、上のような疑問を調査して、レポートにまとめてみよう。
04. ペンの色を成分分析するペーパークロマトグラフィー
実験結果の”にじみ”絵で、フラワークラウンも作成
真っ黒に見えるペンの色でも、実はいろいろな色が混ざっています。
これを、紙と水を使って調べるのが「ペーパークロマトグラフィー」という科学分析。
手持ちの水性ペンの色がいったい何色の組み合わせでできているのか。
興味深い実験が手軽にできるうえ、色を成分分析した紙がアートのように美しい”にじみ”模様に。
それを花に見立ててクラウンを作る、科学とアートを掛け合わせた工作です。
宿題のため、と思って取り掛かった子供も、それを忘れて夢中になって取り組めるような楽しい工作の数々。
自由研究のためだけとは言わず、夏のおうち時間に持て余したら、ぜひトライしてみてはいかが?