仲良く遊びたくなる友達の絵本【1歳〜向け】
なんでも、お揃いが楽しい!『おんなじ おんなじ』。
仲良しのお友達、ぶたの〈ぶう〉とうさぎの〈ぴょん〉が主人公の「ぶうとぴょんのえほん」シリーズより。2人はなんでもおんなじが大好き。靴も帽子も洋服も、持っているおもちゃもおんなじです。でも、ひとつだけ違うところがあったみたい……。多田ヒロシさんによるチャーミングなキャラクターとシンプルな構成でとても読みやすく、小さい子でも「おんなじ おんなじ」とリズミカルに読める1冊です。お友達とお揃いだとうれしくなる子供心を端的に描き、友達との関係づくりのきっかけになってくれる絵本です。
みんなと一緒に声に出して『あーそーぼ』。
『くまくんのバタつきパンのジャムつきパン』などかわいい絵本が人気のやぎゅう まちこさんの絵本。わらべ歌をもとにしていて「あーそーぼ」「あーとーで」と言葉のかけあいをテンポよく繰り返していきます。女の子が、ぶたこちゃんの家に「あーそーぼ」と声をかけるとご飯の途中。「わたしもまぜて」と一緒にご飯を食べます。次のお友達はお掃除の真っ最中で……。なかなか「あーそーぼ」「いーいーよ」とならないけれど、みんなで一緒にいれば何をしていても楽しい!お友達たちのそれぞれおしゃれなお洋服も注目してみてください。
『ぼくはきみで きみはぼく』。
『はなをくんくん』などで知られるアメリカの詩人・絵本作家のルース・クラウスの詩やお話、劇とセリフに『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックが挿絵を手がけた愛らしい1冊。「愛」と「友情」について、子どもたちの視点からイマジネーションを広げ、描き出しています。大好きな友達には“しょうがクッキーぼうや”を分けてあげたい、コートのとりかえっこをして遊びたい……子どもたちの遊びや言葉から伝わる“愛してる”の表現の仕方。ひとつひとつのメッセージに大人は読んでいてハッとさせられます。アメリカではロングセラーのこの絵本、贈り物にもおすすめです。