DATE 2020.07.06

【PARIS/From GAELLE】パリのママンGAELLEが綴るアートなライフスタイル ジャーナル Vol.2

このジャーナルを書いている6月16日現在、パリはロックダウン解除の第2段階に進み、“ニュー・ノーマル”の日常に向けて少しずつ動き出しています。今回は改めて、2カ月間に及んだ自粛生活について振り返ります。

 

私たちは2ヶ月間、パリのアパルトマンで自粛生活を行いました。3月から5月までの間、ずっとです。

長男ヴィゴも長女で2歳のオリンピアも学校や保育園がなかったので、必然的に家で面倒を見ることに。

フランス政府から一日に許されている外出時間はたったの1時間。それは、遊んだり走り回ったりする必要がある彼らにとっては、とてもとても足りないものでした。

 

ヴィゴは現在4歳で、社会的な繋がりを築くために大切な年齢にあります。健康的な発達や成長のためには、他の子どもたちとの交流が不可欠です。自粛生活の間、彼はまるで檻に入れられたライオンのようでした。でも唯一の救いとなったのは、彼には体験を共有できる妹がいたこと。

ヴィゴと妹のオリンピア

一日中家で過ごすにあたり、私は毎日のスケジュールを立てることに。料理をして、子どもが集中できるアクティビティを見つけて、同時に仕事(テレワーク)をすることで一日のリズムをつけました。

 

料理、デッサン、音楽鑑賞、ドレスアップ、ダンスなど、家の中ではとにかく手や体を動かすことをたくさんやりました!

オリンピアはステッカーをいろんなところにペタペタ
ヴィゴは知育玩具〈マーヴォティック(Marbotic)〉を使って数の勉強中

ヴィゴは虫に興味があるので、中庭で虫を探したり……(アリをたくさん発見!)

読書をし、映画もたくさん見ました(ヴィゴは『となりのトトロ』が大好き)。

子どもたちが現在お気に入りの絵本はエリック・カール『はらぺこあおむし』

私たちの生活を本当に変えてしまったのは、自由の制限だけではありません。外出するときは、自分の外出を正当化するための証明書を携帯する必要があり、離れた家族や友達にも会えませんでした。 私たちは世界のなかで孤立し、病に倒れることを恐れながら暮らさなくてはならなかったのです。 

 

自粛生活が解除されたときには、個人として自由に生きることがどんなに幸運なことなのかを実感しました。自然が本当に恋しかったので、今では頻繁に田舎や、森に出かけています。

フランス北部ピカルディに夫の家族が所有する田舎の家

最近は友人との食事の回数も増えたし、散歩をするといった当たり前の日常生活のありがたさを感じています。

 

私は家族みんなが健康に、この試練を乗り越えられたことがとても嬉しいです。コロナをきっかけに、家族は以前よりも力強く、団結するようになりました。

 

世界中の人々に一日も早く、明るい穏やかな日常が戻ってくることを心から願っています。

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