DATE: 2021.07.08

日本画の“いろは”を知り、伝統的な日本の美意識を親子で満喫!

島根県・足立美術館で開催中の「これを知ればもっと楽しくなる 日本画のいろは」展。作品をただ“観る”だけでなく、“知る”ことで、日本画鑑賞の楽しさが広がる展覧会となっている。
橋本関雪「遅日」(右隻・1913年)足立美術館蔵 
橋本関雪「遅日」(右隻・1913年)足立美術館蔵 

「難しい」「よくわからない」と感じる人が多い上、水彩画と異なり、自分で描く機会もほとんどないため、親しみにくさを感じてしまう日本画。しかし、墨や岩絵具といった西洋絵画とは異なる材料を使い、キャンバスではなく、和紙や絹などに描かれた日本画の表現は、日本人の美意識の賜物。

橋本関雪「秋圃」(1939年)足立美術館蔵
橋本関雪「秋圃」(1939年)足立美術館蔵

本展では、日本画への苦手意識を払拭するべく、近代日本画壇を彩った、横山大観や竹内栖鳳ら巨匠たちの作品を、絵具などの材料や特徴的な表現、技術など、日本画のあらゆる“知識”を解説したパネルとともに紹介していく。

川端龍子「創夜」(1934年)足立美術館蔵
川端龍子「創夜」(1934年)足立美術館蔵

さらに、彩色画と水墨画、紙に書いた作品と絹に描いた作品など、材料や表現を比較しながら楽しめる展示も登場。同じ題材でも、「紙と絹でこんなにも表現が異なるのか!」という新たな発見とともに、日本画鑑賞の楽しさも広がっていくはず。

日本画への親しみを深めたら、「庭園日本一」とも称される足立美術館の美しい日本庭園もぜひチェックを。日本の伝統的な美の世界を、ぜひこの機会に堪能してみては。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

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