20歳で浮世絵師としてデビューしてから 90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その生誕260年を記念した本展は、代表作である『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」、『富嶽百景』の全頁(ページ)・全点・全図が一堂に会する前代未聞の特別展。

見どころは、世界一の北斎漫画コレクター・浦上満氏(浦上蒼穹堂)の全面協力により実現した、世界最高水準の質と量を誇る『北斎漫画』『富嶽百景』コレクションの展示。特に『北斎漫画』は、全頁を同時に展示するために約 500冊の『北斎漫画』が一挙集結。まるで「北斎漫画の森」ともいえる空間は圧巻！

展示空間を手がけたのは、北斎を敬愛する建築家・田根剛氏。さらに、世界最高峰の文化財デジタルアーカイブ実績を誇る凸版印刷による大型壁3面、和紙製の特殊スクリーンを用いた特設のデジタル展示シアターが登場。展示作品から飛び出した図像の数々が、実物の最大約100倍と いうスケールの限界を超えて、複数のスクリーンに縦横無尽に投影された『DIGITAL HOKUSAI』は、これまでに誰も体験したことのない「北斎ワールド」に！

また会場には、Tシャツやバッグ、蕎麦猪口など本展オリジナルグッズも登場！　

北斎の画力や多様な着眼点を浮き彫りにし、江戸の森羅万象を描きつくした北斎の想像を絶するエネルギーやユーモアを全身で体感することができる貴重な展覧会、ぜひチェックしてみては。

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