DATE: 2021.08.12

創造・想像することは生きるよすがになる。そんなアートの持つ力を教えてくれる展覧会

東京都美術館で開催中の企画展「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」。表現を生きる糧とした5人の表現者たちの作品を通して、私たちが生きる上で創造することがいかに大切かを感じ取ってみてほしい。
増山たづ子 1982 年 増山たづ子の遺志を継ぐ館蔵
増山たづ子 1982 年 増山たづ子の遺志を継ぐ館蔵

東勝吉(1908-2007)、増山たづ子(1917-2006)、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田(1934-2000)、ズビニェク・セカル(1923-1998)、ジョナス・メカス(1922-2019)の5人の表現者たちの作品を紹介する「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」。

東勝吉 《川西から見た由布山》 1990 年代? 由布院アートストック蔵
東勝吉 《川西から見た由布山》 1990 年代? 由布院アートストック蔵

彼ら5人の生涯に共通するところはほとんどないにも関わらず、その異なる生き様から生まれた作品のアンサンブル―絵画、彫刻、 写真、映像―には、「記憶」という言葉から導かれる不思議な親和性を感じることができる。

絵を描きたい、写真に残したい、祈りのためにつくりたい。ただただ純粋に“生きるよすが”として制作された彼らの作品からは、表現に向けた純粋な情熱をダイレクトに感じることができ、観る人を魅了するものばかり。

シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田 《シエナの聖カタリナ像とその生涯の浮彫り》(部分)
1980-84年 愛媛県松山市・聖カタリナ大学蔵 photo:齋藤さだむ
シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田 《シエナの聖カタリナ像とその生涯の浮彫り》(部分)
1980-84年 愛媛県松山市・聖カタリナ大学蔵 photo:齋藤さだむ

創作活動により、自らの障壁を展望を可能にする橋へと変えていった彼らの作品は、コロナ禍で日常が様変わりした私たちに、創造や想像は決して不要不急ではなく、生きる糧になる、というアートの持つ力を気づかせてくれるはずだ。

創造・想像する力を持つことで、人生の困難も乗り越えることができる。そんな会話を親子でしながら、5人の作り手たちの作品を楽しんでみてほしい。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

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