大分県立美術館で開催中の「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」、 アノ貴重な標本が展示
普段は公開されることのない国立科学博物館の収蔵庫にある膨大なコレクション。本展は、そのなかから世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に選りすぐりの哺乳類の標本を紹介する展覧会。
テーマは「観察の眼、発見の芽」。“声なき標本たち”の姿を通して、見つめる眼(観察)と見つける眼(発見)を育み、他の動物との意外な共通点、私たちの日常とのつながりなど、標本にまつわる学びや問いを発見することができる。
ゆっくりと時間をかけ観察できるように、会場では、動物の剥製1点1点を美術作品のように展示。さらに標本に付随させているのは、解説ではなく、観察するための「視点」。その「視点」をヒントに、自分なりに観察をする楽しさを体験できる。 子どもと一緒に「目はこんな形をしているね」、「こういうところを生きていたのかな」と想像を膨らませながら、さまざまな「気づき」を発見することができそうだ。
観察の視点を持ち、発見の体験を通じて、私たちと動物とのつながり、自然とのつながり、世界とのつながりを感じられる展覧会。ぜひ家族で訪れてみてほしい。
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