「ピカソ 版画をめぐる冒険」新潟市美術館で開催!子ども向け講座も
20世紀最大の芸術家パブロ・ピカソ(1881-1973)。近代美術において造形革命を起こし、絵画、彫刻、陶芸など様々なジャンルで功績を残しました。多くの作品を残したことでも知られ、版画だけでもなんと2,000点近くを制作しています。そんなピカソの版画を中心とした展覧会が開催されます。
本作家は人物画や静物画を描きながら、ギリシャ・ローマ神話を主題とし、自らの分身ともいえる「ミノタウロス」を野心的に追い続けました。さらに、過去の巨匠たちの作品を、ただの模写ではなく自らの解釈を加えながら新たな作品に転換させています。本展では、どのように作家が西洋美術の伝統を捉えたのかに着目し、展示を行います。
会場には、フランス国立図書館の全面的な協力のもと、約100点の作品が集結。さらに、新潟市美術館所蔵のピカソの油彩画も展示されます。ピカソが挑戦したレンブラント、ゴヤなどの版画も展示され、伝統と対峙したピカソ版画の軌跡を辿ることができます。
12月1日(土)には、小・中学生を対象にした、子ども講座「挑戦!ピカソっぽく描いてみよう」も開催(要申込み)。ぜひこの機会に有名芸術家の世界を親子で堪能してみては。