弘前れんが倉庫美術館で開催中の「りんご宇宙」。現代アーティストたちの想像力を満喫!
西洋美術史において、古来より豊穣や生命のはかなさなどの象徴として多く描かれてきたりんご。「りんご宇宙―Apple Cycle / Cosmic Seed」では、こうした表象としてのりんごのみならず、りんごという素材を使って生まれた新たな創作アプローチや、宇宙規模に展開される多様なイマジネーションの形を紹介していく。
見どころは、英国・ウェールズ出身で世界的に活躍するアーティストのケリス・ウィン・エヴァンスの巨大彫刻。「植物としてのりんごの生」、「りんごからシードルへの加工・生産の残像」、「原罪の比喩(欲望・原動力)」、「ユリイカ(わかった!)の瞬間」、「ニュートンの万有引力から導かれる宇宙の自然法則、太陽の周囲をめぐる軌道」など、りんごをめぐる思考が発想の元となったネオン管を使った約7mの彫刻は圧巻。
またコロナ禍で展示が遅延していたジャン=ミシェル・オトニエルの新作コミッションワークも公開されるほか、「弘前エクスチェンジ」では、りんごに関する地元の研究・取り組みも紹介。現代アーティストたちの作品とともに、りんごの意味の豊かさや可能性に触れてみませんか。
※開催の状況はお出かけ前にご確認ください。
※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!