DATE: 2021.07.13

“ルール”とのポジティブな向き合い方を育んでくれる「ルール?展」

私たちの社会に当たり前に存在する様々な“ルール”を多角的な視点で捉えた「ルール?展」が21_21 DESIGN SIGHTでスタート。当たり前に存在する“ルール”とは何かを親子で考える機会にもなりそうだ。
展覧会メインビジュアル
展覧会メインビジュアル

法律や規範、習慣、法則など、日常のなかで様々なルールに囲まれている私たちの暮らし。それらのルールが、新しい価値観やテクノロジーの進化、そしてニューノーマルな暮らしによって、大きな転換期を迎えようとしている昨今。

「ルール?展」では、私たちがこれからの社会でともに生きていくための“新しい”ルールを、デザインによってどのようにかたちづくることができるのか、その役割や価値を多角的な視点から探っていく。

佐々木 隼(オインクゲームズ)「鑑賞のルール」(参考画像)
佐々木 隼(オインクゲームズ)「鑑賞のルール」(参考画像)

展覧会ディレクターを務めるのは、法律家・水野祐、コグニティブデザイナー・菅俊一、キュレーター・田中みゆきの3名。それぞれの視点を融合し、国内外のデザイナーやアーティスト、NPO法人などの作品とともに、「新しいルール」の見方や作り方、使い方といった、ルールに対するポジティブな向き合い方を紹介していく。

NPO法人スウィング「京都人力交通案内『アナタの行き先、教えます。』」
(撮影:成田 舞)
NPO法人スウィング「京都人力交通案内『アナタの行き先、教えます。』」
(撮影:成田 舞)

また、“展覧会”という小さな社会のなかのルール作りに参加できるのも本展の面白いところ。来場者同士で意見を交換して鑑賞ルールを作ったり、投票したことが展示に反映されたり、会場内にあるものの配置を自由に動かしたり。誰がが作ったルールではなく、自分が作ったルールの面白さを体感することができる。

家庭や学校のなかで、ルールを作ったり、守ったりする生活を送る子どもたちにも身近な存在である“ルール”。「ルールがあるからこそ楽しい!」そんな気づきとともに、これからの未来、そして社会をよりよくするために、「ルールはどうつくればいいのか」も考えさせてくれる展覧会。ぜひ親子で訪れてみては。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

LATEST POST 最新記事

第3回 : 教育の多様性とテクノロジー
第2回:コンヴィヴィアルな家族のあり方
第1回:多様な生き方、暮らし方
トレンドのくすみカラーが満載。軽さも魅力の村瀬鞄行「ボルカグレイッシュ」【2023年入学ラン活NEWS】