アート界の女性パワーを体感する。「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力—世界の女性アーティスト16人」

展示風景:「フィリダ・バーロウ:突堤2014」デュヴィーン・ギャラリー、テート・ブリテン(ロンドン)2014年
Courtesy: Hauser & Wirth
撮影:Alex Delfanne ※参考図版
社会における女性活躍やジェンダー問題など、”性”について議論されることの多い昨今。「アナザーエナジー展」は、世界各地で挑戦を続ける女性アーティスト16名に焦点を当てた展覧会で、ジェンダーについて、女性の生き方についてを親子で考える機会となりそうだ。
16名の年齢は、71歳から105歳までと、全員が50年以上にわたり活躍。それぞれが置かれた環境や時代の変化の中で、自らの信念を貫き、創作活動を続けてきた。

《無題:キャンバスラック; 2018-2019》
2018-2019年
コンクリート、キャンバス、ハードボード、塗料、プラスチック、集合材、鉄、テープ、木材
サイズ可変
Courtesy: Cross Steele Collection
展示風景:「袋小路」ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(ロンドン)2019年
撮影:Damian Griffiths ※参考図版
本展では、戦後動乱期の1950年代から1970年代にかけて活動をはじめた各アーティストたちの初期作品から代表作、また本展のための新作などを多角的に紹介。

《作品 19-C5》
2019年
シルクスクリーン印刷した陶に手彩色、鉄
サイズ可変
Courtesy: Taka Ishii Gallery
世界14カ国にわたる各アーティストの出身地や現在の活動拠点、そして彼女たちの人生から生み出された作品からは、フェミニズムや移民の歴史など世界の問題や事象、さらには美術史のさまざまな解釈を読み解くことができる。

《R.S.V.P.のスタジオでのパフォーマンス》
1976年
ゼラチン・シルバー・プリント
Courtesy: Sprüth Magers and Thomas Erben Gallery ※参考図版
絵画や映像、彫刻や大規模インスタレーション、パフォーマンスなど多彩で力強い作品を通して、長いキャリアの中、ひたむきに挑戦し続けてきた彼女たちの特別な力「アナザーエナジー」に触れる展覧会。先の見えない今こそ、挑戦し続けてきた各アーティストの作品とともに、強く生き抜く力を感じてみませんか。
※開催の状況はお出かけ前にご確認ください。
※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!